目先の勝ちより大切な「ただの努力は意味がない」教訓…横浜村田浩明監督が求める「勝つための努力」

[ 2025年11月22日 18:22 ]

練習試合   横浜1―0花巻東 ( 2025年11月22日    横浜 )

村田監督(中央)と横浜ナイン(撮影・柳内 遼平)
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 横浜(神奈川)が花巻東(岩手)と練習試合を行い、1―0で競り勝った。

 今秋の神奈川県大会では優勝するも、進出した関東大会では8強止まりで来春の選抜出場は微妙な状況となっている。

 明治神宮大会出場を果たした東北王者を下した試合後、村田浩明監督に笑顔はなかった。1―0の勝利にあった一寸の隙は公式戦では許されないミスと感じていた。

 ミーティングで指揮官を囲んだナインに尋ねた。「試合の終わり方が悪かった。どの場面か、分かるか」

 間髪入れずに選手たちが声を張る。「簡単にスタートを切らせてしまいました」

 試合は5回から救援したエース右腕・織田の独壇場だった。この試合最速で149キロをマークした直球、カーブを軸に5回を2安打無失点7三振の好投。ただ、9回2死から四球で走者を許すと、二盗を許して一打同点のピンチを招いた。村田監督が引っかかっていたのは、一塁に釘付けすべき走者が簡単にスタートを切ったことだ。この場面における声かけによる準備の徹底、けん制などのケアがいかに重要か、自分たちで気づいてほしかった

 「あの場面で(走者警戒の)声が出なかったのはショックだった。ただの努力じゃない、意味のある努力をしないといけない」

 村田監督の言葉を目で聞くナイン。今春選抜で優勝した3年生世代から託された名門のバトンは重く、神奈川、そして甲子園を勝ち抜くことが宿命づけられた横浜に求められるレベルは高い。だからこそ、指揮官は言葉を続ける。

 「できないことをできないままにしては、社会に出ていけない」

 繰り返しになるが、来春選抜の出場は微妙な状況だ。それでもグラウンドでは常に甲子園を想定した緊張の糸が張られている。「去年のチームもはじめから強かったわけじゃない。負けから学んで強くなった」と言葉に熱を込めた。今月下旬に最後の練習試合を行い、いよいよ、凍てつく鍛錬の冬を迎える。(柳内 遼平)

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