10人の元ドラ1が切り捨てられ40人枠漏れの異例の年、失望から再生へ、第二のラガンスは現れるか

[ 2025年11月20日 07:09 ]

ラガンズ(ロイター)

 ドラフト1巡指名、それは球団の未来を託す最上位の選択であり、スカウティング部門の総力を結集した看板指名である。だが今年のルール5ドラフトを前に、指名からわずか3~4年で、その看板を下ろされた選手が10人も現れた。これは過去10年で最悪の数字だ。ベースボールアメリカ誌が報じている。

 通常の年であれば、ルール5ドラフト対象初年度の1巡目指名選手の80%は、40人枠期限までにロースター入りして他球団に奪われないよう保護される。ところが今年は63%だった。特に衝撃的なのは、トップ10指名選手だけで4人が保護されなかったこと。過去9年間でトップ10で保護されなかったのは7人だけだったから、多さが際立つ。

 ロイヤルズは2021年の7位左腕フランク・モッツィカートと、2022年9位外野手ギャビン・クロスの2人を保護しなかった。ロッキーズは2021年の8位外野手ベニー・モンゴメリー、マーリンズは2022年6位ジェイコブ・ベリーを漏らした。厳しい現実として、こうして40人枠で守られなかった1巡目選手の多くは、その後メジャーに届かず、届いたとしても短命で終わるケースが大半。しかし例外は存在する。

 2020年に保護されなかった左腕コール・ラガンス(2016年レンジャーズの一巡指名)は、2023年のシーズン中にロイヤルズにトレードされながらようやく実力発揮。2024年にはロイヤルズのエースへと飛躍、サイヤング賞投票で4位に入った。はたして今回の10人から第2のラガンスは生まれるのか。

 ちなみに今年の10人の中にはドジャースの選手もいる。2021年一巡29番目指名の左腕マダックス・ブランズ。219万ドルの契約金で入団し、球は速いが、安定性に欠け、2025年も16試合に先発し、55.2回で防御率6.95、62奪三振、43与四球だった。

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