どうする?高校野球DH制…来春選抜導入に名将たち「ググって勉強」「可能性広がる」「守らないとダメ」

[ 2025年11月20日 10:54 ]

山梨学院・吉田洸二監督(撮影・柳内 遼平)
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 明治神宮大会が19日に終幕し、高校野球の全公式戦が終わった。来年3月の「第98回選抜高校野球大会」から採用される指名打者(DH)制に向け、今大会に出場した地区王者の指揮官たちは早くも起用法とチーム方針を構想していた。

 一発勝負のトーナメントを戦う高校野球では守備のミスが致命傷になりかねない。これまでスタメンには一定基準の守備能力を備える選手が名を連ねていたが、指名打者制によって新たに光が当たる選手もいる。

 花巻東(岩手)の佐々木洋監督は「DHだと試合に出られそうな選手がいる。守備が苦手という子、長打を打てるようなタイプの子もいるので、春に向けて鍛えたいと思っている。ベンチに入る可能性があるよと伝えています」と語った。さらに「ベンチ入りのメンバーも変わってくると思いますし、今まで入れなかった子が入ってきたり、逆にバッティングだけの子が入って来ると、守備だけの子とか足だけの子とかベンチに入って来る可能性もあって幅が広がる。ベンチ入りは“秋の20人が春の20人じゃないよ”というのは言っています」と新戦力の台頭を期待した。

 山梨学院は投打に才能を発揮する来秋ドラフト1位候補の最速152キロ右腕・菰田陽生投手(2年)を擁する。吉田洸二監督は「ちょっとググって勉強中なんです(笑い)。最初に菰田のような選手をDHにしといて、そこからマウンドに上がれるって聞いたので、それだったら(守備時は)DHでブルペンで準備できる。野手から(マウンドへ)行くよりいいのかなって。ちょっとまだルールの勉強不足なんですけど、もうちょっと考えます」と二刀流選手への追い風と捉えていた。

 神戸国際大付の青木尚龍監督はこれまでの育成方針継続の意思を明かした。「春まで守備もちゃんとやらせたいと思っています。“君、DHだからもういいよ”とか“ピッチャーはもう打たなくていい”ていうのはしたくない。やはり、野球は投げて走らないとダメなんで、まあウチの学校で(野球人生は)終わるんじゃないので、次のステージにも行ってもらいので」と選手たちの未来を見据えた。

 高校野球100年の歴史に加わる「指名打者(DH)制度」。新たなドラマが生まれることに期待したい。(取材・スポニチ高校野球取材班)

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