【能見さんが聞く!!】オリックス・岸田護監督 V奪回へキャラ変!!明るいマモさん目指します

[ 2025年11月11日 20:00 ]

笑顔でポーズをとる岸田監督と能見氏(左)(撮影・岸 良祐)
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 本紙評論家の能見篤史氏(46)がオリックス選手などの本音に迫る企画「能見さんが聞く!!」。今回はオフシーズンの番外編として、岸田護監督(44)を直撃した。就任1年目の今季はチームを昨季のリーグ5位から3位に押し上げ、2年ぶりのクライマックス・シリーズ(CS)に出場。指揮官としての苦悩や来季への構想を明かすとともに、ベンチ内では“明るいマモさん”を目指すことも誓った。 (取材・構成 阪井 日向)

 能見氏(以下、能見) 監督、よろしくお願いします!監督になって1年目が終わりましたけど、率直にどんな感じでしたか?
 岸田監督(以下、岸田) お願いします!やってみないと分からないことが多分いっぱいあるだろうと思って、シーズンに入りましたけど、思ったよりもいろいろと…。特に、けが人も出ましたし、大変なことがいっぱいありました。

 ――来年2年目を迎えますけど、チームとしての課題の中で、監督が最も重要視している部分はどこですか?

 岸田 トータルの戦力で言うと、投手の方が大変かなとは思いますね。春季キャンプからトミー・ジョン手術(肘内側側副じん帯再建術)をする選手が複数人、出たりとかもありましたので。今秋のドラフトでも高校生を多く指名。新戦力というよりは、今いる選手がワンランク上に上がってもらわないといけないというのはありますね。

 能見 けがは気をつけているけど、どうしようもない部分がある中で、戦力的にもまだ足りないと感じますか?

 岸田 そこは感じていないですね。今年、野手に関しては、3連覇を経験している既存の選手たちを、もう一度復活させるところを掲げてやらせてもらいました。打者の方はみんな、ある程度は打ってくれましたしね。投手の方で宮城がちょっと腰をけがしたり、曽谷も夏場ぐらいから上半身のコンディション不良があったりとかしました。みんなを中10日では回せないでしょうし、コンディションの取り組み、年齢を重ねていろんなひずみも出てくる。再調整も当然必要になってきます。選手たちも自覚して取り組んでくれていると思いますけど。

 能見 僕がオリックスにいるときからずっとですけど、盗塁数が…(※注1)。

 岸田 そこは課題ではあるんですけど、今年は「打」に振り切ったつもりなので。その中で、やはり走れる選手はそんなに数多くはいない。新たに麦谷だったりが先輩選手を脅かして、レギュラーをつかみ取るところまで出てきてくれたら、また違った野球になる可能性はあるとは思います。(麦谷は)体力的にもまだないですし、今季はもう一度先輩の復活があってこそ底上げが成り立つとは思っていました。1試合目はいいですけど、続けて出場すると、あまり結果が出ないというのが続いたりもしました(※注2)。今オフは台湾(ウインターリーグ)に行きます。そういう体力面でも続けて出場したときでも安定した結果が出るように求めてもらわないといけないです。

 能見 全員が戦力の中で、チームとしていい方向に向かわさないといけないので、凄く大変だなと思う。僕も評論、解説をさせてもらっている。監督は僕より(2学年)年下ですけど、試合中は僕よりだいぶん上の年齢に見える。

 岸田 疲れているだけでしょう(笑い)。表情が疲れていて、老けて見えるだけだと思うんですけど。若々しくガムはかんでいたんですけど、“疲れている”というのはやっぱりよく言われましたよ。

 ――監督として一番しんどいのは。

 岸田 一番というのはないですけど、何をやってもしんどいですよ(笑い)。(勝ったときも)うれしいですし、よっしゃー!ってやりたいですけど、外に見せるのはまた違うかなと。勝っても、すぐに次の日のことを考えていますし、試合中でも次の日のことを考えたりもします。ずっと追われている感じですね。でも、もっと明るくした方がいいなとは思います。

 能見 監督がもう少しいい表情でベンチにいてくれることを願っています。

 岸田 暗くなってもいいことはないですからね。頑張って明るくやります!

 (※注1) 今季のチーム盗塁数は58で、3年連続でリーグワースト。チームトップがドラフト1位・麦谷で12度だった。

 (※注2) 麦谷は今季79試合に出場し、連日で先発出場した際の2戦目以降の打率が打率.156(10試合、32打数5安打)と課題が明確になっている。

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