【日本選手権】日本生命が2年ぶり8強 最速152キロ右腕の真野凜風が4回無失点

[ 2025年11月8日 06:00 ]

第50回社会人野球日本選手権大会2回戦   日本生命4―1JFE西日本 ( 2025年11月7日    京セラD )

<社会人野球日本選手権 日本生命・JFE西日本>9回、最後の打者を併殺に打ち取り吠える日本生命・真野 (撮影・奥 調)
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 2回戦3試合が行われ、日本生命はJFE西日本を4―1で下して2年ぶりの8強入りを決めた。6回から2番手で登板した最速152キロ右腕の真野凜風(りんか)投手(23)が4回を被安打2、無失点の好救援で試合を締めた。東邦ガスは明治安田を5―2で破り、三菱自動車岡崎はタイブレークの延長10回に2―1でHondaにサヨナラ勝ちした。

 ドラフト解禁年を過ぎても注目度が下がる気配はない。4―1の6回に日本生命の大卒2年目・真野が登板すると、DeNAなどNPB5球団のスカウトは映像を撮影するなど食いついた。その右腕が今大会初登板で示したのは得意球の切れ味だ。55球中スライダーが30球を占め、バットも折った。思い切り腕を振った4回無失点。「やっと自分の投球ができた」と入社後の苦難を思い返した。

 同大出身で1メートル89の長身。大学4年秋のドラフト指名漏れは右肘痛が原因だった。入社直後に右肘内側側副じん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を決断。今年4月に復帰登板を果たしても「体が勝手に制御してしまう」と本領とはかけ離れていた。「手術をさせてくれた会社に恩返しをしたい」と今秋のプロ入りは封印したものの、楽天の足立祐一スカウトは「力強く腕を振れていた。来年に期待したい」と言及した。

 最速148キロを計測し、公式戦では手術後最長の4回を投げた。「ここから1年間、会社に恩返しする」。大卒2年目が終わろうとする目前で、潜在能力が花開こうとしている。 (河合 洋介)

 ▼JFE西日本・田中多聞(呉港高から入社3年目、今秋ドラフトで指名漏れ。大会2試合で無安打)気持ちを切り替えられないまま大会に入ってしまった。来年はプロを意識せず、野球に全力で向き合いたい。

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