ドジャース・大谷 日米通じ最短の中3日二刀流 3失点も2安打「悔しい思いしたけど素晴らしい試合」

[ 2025年11月3日 06:50 ]

ワールドシリーズ第7戦    ドジャース5―4ブルージェイズ  ( 2025年11月1日    トロント )

<ブルージェイズ・ドジャース>2回、二死満塁のピンチをしのぎ雄叫びを上げる大谷(撮影・沢田 明徳)
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 悔しさを超える歓喜に浸った。移籍1年目の昨季に続きWS連覇。ドジャース・大谷は「本当にとんでもないゲーム。そういう試合で先発できたことが一つ光栄なこと。結果としては悔しい思いはしたけど、最後まで全員で諦めずに素晴らしい試合だった」と感慨深げだった。

 第6戦の試合後、デーブ・ロバーツ監督と話し合いの場を持ち「先発でいきたい」と自ら告げた。日米通じて最短の中3日で先発。救援起用も検討されたが、現行の「大谷ルール」では救援では降板後にDHで残れない。6月に投手復帰以降、登板間隔は常に5日以上空けてきた。慎重な起用法から一転し、大一番で禁を解いた。

 「少しでも長く投げて後ろにつなげるように」と2回まで無失点でしのいだが、変化球は高めに浮き、精度を欠いた。3回1死一、三塁から4番ビシェットに初球のスライダーをバックスクリーンに運ばれ、がっくりと膝に手を突いた。「悔しい形で打たれてしまった」。普段は打たれても表情を変えないが、雌雄を決する第7戦で先制3ランを浴び、悔しさは隠せなかった。

 これで降板したがDHとしてバットを握り続けた。初回の中前打に続き、5回には右前打でチャンスメーク。得点にはつながらなかったが、存在感を示した。第1戦でワールドシリーズ初アーチ。第3戦では2本塁打、4長打、4敬遠、9出塁と記録的なプレーを続けた。MVPに輝いたナ・リーグ優勝決定シリーズも含めて、今PS全17試合で1番に座り、8本塁打、14打点と頂点へけん引した。

 昨季のシャンパンファイト。10年契約の1年目だった大谷は選手やスタッフに「これをあと9回やろう!」と呼びかけた。宣言通り一度目を達成し、前人未到のV10まで、あと「8回」。3月18日に東京ドームのカブス戦でどこよりも早く開幕し、誰よりも長く戦い抜いた25年は幕を閉じた。「終わったばかりなので、今日、明日ぐらいはこの勝利に存分に浸りたい」と笑って、グラウンドを後にした。(柳原 直之)

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