なぜ山本由伸は2、3巡目の打線を抑えられるのか――「打者の反応を見て強みを出す」フリーマンが分析

[ 2025年10月26日 13:55 ]

ワールドシリーズ第2戦   ドジャース 5―1 ブルージェイズ ( 2025年10月25日    トロント )

<ドジャース×ブルージェイズ>2回、マウンド付近の飛球を捕り損ねるドジャースのフリーマン。手前は山本、右はスミス(AP)
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 ドジャース山本由伸投手(27)が25日(日本時間26日)、ブルージェイズとのワールドシリーズ(WS)第2戦に先発し、9回、105球を投げ4安打1失点、8奪三振で完投勝利を挙げた。WSの完投勝利は15年のジョニー・クエト(ロイヤルズ)以来10年ぶり。ドジャースの投手では88年のオレル・ハーシュハイザー以来、37年ぶりの完投勝利となった。

 山本は第1戦で14安打11得点と爆発したブルージェイズ打線を4回以降、完全に制圧した。一塁手のフリーマンは「昨日も見ただろう、相手打線がどれだけ強力か。ここ2カ月ほど、うちの先発陣は本当にすごい投球をしてきたけど、ヨシ(山本)はその中でも群を抜いている」と称賛。「これ以上褒め言葉が見つからないくらいだ。この打線を相手に、敵地で、ワールドシリーズの舞台であの投球をするなんて、信じられない」とうなった。

 初回無死一、三塁のピンチはゲレロをカーブで空振り三振に仕留めて無失点。フリーマンは「せいぜい1点で切り抜けてくれればと思っていたけど、ヨシがブラディ(ゲレロ)を抑えた瞬間に“これならゲッツーで切り抜けられるかも”と感じた。そこから完全にスイッチが入ったね」と振り返った。同一年のポストシーズンで2試合連続完投は01年のカート・シリング(Dバックス)以来24年ぶりの快挙。「信じられないよ。本当に言葉が見つからない。しかもどちらの試合も110球未満だろ? 3~4回を終えた時点で球数が45~50球くらいだったと思うけど、そこからが凄かった。カーブでストライクを取り始め、左打者にはカッターを混ぜて序盤よりテンポが上がった。バージャーをゴロに打ち取った時もそうだったけど、打者からしたら“打てそう”と思っても、実際は全然打てないんだよ。俺も実戦で対戦したことがあるから分かる」と舌を巻いた。

 相手打線が2、3巡目に入っても抑えられる山本について「打者の反応を見て、どんなスイングをしているかを読んで、そこに合わせて強みを出す」と分析。「1度だけ続けてスライダーを投げた時は“あの球も持ってるのか”と思った。ドジャースが彼をどうしてあれほど欲しがったのか、よく分かるよ」と明かし、「ブレーク(スネル)もヨシもそうだけど、スプリットを見送ると“さあ、もう一球来るかな”って思う。でもだいたい次は違う球を投げてくる。そこがいいところだ」と山本の凄さを口にした。

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