山本由伸の回答に会見場から笑いと拍手 米メディアから「歴代名投手と肩を並べた」ことを問われ

[ 2025年10月26日 12:44 ]

ワールドシリーズ第2戦   ドジャース5―1ブルージェイズ ( 2025年10月25日    トロント )

<ブルージェイズ・ドジャース>試合後に笑顔で会見する山本(撮影・沢田 明徳)
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 ドジャース山本由伸投手(27)が25日(日本時間26日)、ブルージェイズとのワールドシリーズ(WS)第2戦に先発し、9回、105球を投げ4安打1失点、8奪三振で完投勝利を挙げた。ドジャースは1勝1敗のタイに戻した。第3戦はロサンゼルスに移動して27日(日本時間28日午前9時試合開始予定)に行われる。

 14日(同15日)のブルワーズとのリーグ優勝決定戦第2戦では、9回3安打1失点でメジャー初完投勝利を飾り、スイープでのWS進出につなげた。それから中10日。最高峰の舞台で再び圧巻の投球を披露して最後までマウンドに立ち続けた。3回に中犠飛で1点を失ったが、4回以降は一人の走者を許さない完全投球でブルージェイズ打線を止めた。

 WSの完投勝利は15年のクエト(ロイヤルズ)以来10年ぶりで2000年以降では6人目。ドジャースの投手では、88年のオレル・ハーシュハイザー以来、37年ぶりとなった。また、同一年のポストシーズンで2試合連続完投は01年のカート・シリング(Dバックス)以来、24年ぶりの快挙だった。

 山本は昨年に続くWS勝利で、日本投手初のWSでの複数勝利となった。

 試合後の会見での一問一答は以下の通り。

 ――試合を最後まで投げ抜くことにどれほどの誇りを感じますか?
 「本当に結果的にすごくうれしく思いますし、立ち上がりは球数がたくさんいっただけに、最後までいけると思いませんでしたけど、しっかり1イニングずつ、投げていけたので、(完投という)結果につながったと思います」

 ――どういったアジャストをしたか。
 「やっていくことは決めてたので、初回はランナーを溜めましたけど、なんとかゼロで乗り切れたので、切り替えて次のイニングにいけましたし、失点した回は、先頭のデッドボールからの失点だったんで、すごく悔しかったですけど、まだ同点だったので、そこもうまく切り替えて投げ続けることができました」

 ――登板中にいつもノートに書いているのは知っていますが、今夜は少し頻繁に書いていましたが。
 「いつも、全部の試合でやってるんですけど。作戦面のことを書いてます」

 ――昨日、ビッグイニングを許して厳しいゲームだった。今日絶対負けられない中でどういう気持ちでマウンドに上がったか。
 「初戦やっぱり落としてたのはすごく大きかったですけど、落としただけに、当然ですけど、今日は絶対勝たないといけないなと。すごく気持ちが入りました。それが良い結果につながったと思います」

 ――どの時点で完投をイメージできたか。8回投げ終えた後に、9回行く行かないっていうのは、首脳陣とのやり取りは?
 「とにかく、1イニングずつに集中してましたけど、5回終わった時に71だったんで。そこでもまだ、9回まで意識してなかったですけど、とにかく1イニングに集中して、結果8回終わった時に、まだ球数も少し余裕があったので、いけるかなと思いました。(首脳陣との続投に関する)会話は特にないです」

 ――相手が空振りをしない。その辺の攻めをどう考えたか。
 「僕のピッチングスタイルは、ストライクゾーンにどんどん投げていく。もちろん狙うコースとかはありますけど、基本はどのボールもストライクゾーンを狙って、思いっきり投げていくっていうスタイルなので、特に変えたことは全くないですけど。自分のピッチングに集中しました」

 ――スプリットが多かったが。
 「作戦面のことはまだ言えませんけど、試合前のブルペンからスプリットがすごく落ちてました。感覚はいつも通りでしたが、数値的にはすごく落ちていたので。試合に入ってからも調子は良かった。初回からピンチだったので、自然と増えたんじゃないかなと思います」

 ――メジャーリーグで完投するのがいかに稀なことか。プレーオフで2試合連続で成し遂げたことをどう思うか。
 「チームの戦力になれたっていう実感がすごくするので、すごくうれしいです」

 ――ドジャースに来て、コーファックスやハーシュハイザーのような歴代の名投手がワールドシリーズで完投した歴史をご存知ですか?同じことを達成したことについてどう受け止めるか。
 「とにかくうれしいと思います。(歴史的なことは)わからないですけど…」

 率直な思いを口にすると、会見からは、ほっこりした笑いと拍手が起きた。

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