掛川西のスラッガー石川「看板背負って正々堂々戦う」 中日育成2位で指名

[ 2025年10月23日 22:33 ]

中日育成2位指名を受けた石川(中央)
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 プロ野球(NPB)ドラフト会議が23日に都内で開かれ、高校通算19本塁打を記録した掛川西(静岡)の主砲・石川大峨内野手(18)が中日の育成2位で指名を受けた。

 午後7時30分を少し過ぎたところで「石川大峨」の名前が読み上げられると練習場の至る所から歓声と拍手が起こった。トレーニングルームで3年生とともにスマホで中継を見ていた石川は「ホッとした。不安な部分もあったので指名されて本当にうれしい。掛川西高校の看板を背負って正々堂々戦っていきます」。喜びを語りながら、仲間を前に涙を浮かべた。

 同校出身のプロ入りは元DeNAの赤堀大智氏以来8人目。大学を経由しないのは99年に横浜に入団した鈴木寛樹氏以来となる。早速、中日のマスコットのドアラの人形を手にすると「まずはベースをつくっていく。今日の夜から、プロに入っても継続していきたい」と気を引き締めた。

 1メートル87の体格を誇る右の長距離砲。信じて前に進み続けた努力が実った。昨夏は主力として甲子園に出場も、今夏県大会直前に左手有鉤(ゆうこう)骨を骨折し、公式戦でアピールできなかった。それでも入院、手術、リハビリを乗り越え、武器である大きな体を生かした強いスイングを伸ばしてきた。ケガをしない体づくりにも励み、県大会前には89キロだった体重も今では92キロに増量。「やるべきことをやり続ける」姿勢はプロ入り後もブレずに貫いていく。

 高校3年間を振り返り、「何度も苦しい時間があった。仲間とぶつかり合いもしたけれど、このチームでやり続けたこと全てが財産」と何度も感謝を口にした。いざプロへ。

 「責任と覚悟を持って、体も技術も少しずつ差を縮めていきたい。一振りで試合を変えられるような選手に」。バンテリンドームを沸かせる日を夢見る大器が“スタートライン”に立った。

 ◇石川 大峨(いしかわ・たいが)2007年(平19)8月1日生まれ、静岡県掛川市出身の18歳。掛川西では1年秋から一塁手で主力、2年夏に甲子園に出場し2回戦で敗退した。3年夏は県4回戦で御殿場西に敗戦。ケガを抱えながら1打席に立ったが振るわなかった。右投げ右打ち。家族は両親と姉、弟2人、妹。1メートル87、92キロ。血液型O。

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