阪神・坂本誠志郎に最優秀バッテリー賞 村上頌樹と二人三脚での歩み「感慨深い」今季全登板でマスク

[ 2025年10月22日 05:15 ]

阪神の坂本誠志郎(左)と村上頌樹
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 スポーツニッポン新聞社が制定する「2025年度プロ野球最優秀バッテリー賞」の選考委員会は21日、セ・リーグは阪神の村上頌樹投手(27)―坂本誠志郎捕手(31)、パ・リーグは日本ハムの伊藤大海投手(28)―伏見寅威捕手(35)を選んだと発表した。4選手ともに初受賞。村上の全登板でマスクをかぶった坂本は、二人三脚での歩みを「感慨深い」と語った。4選手には賞金100万円が贈られる。

 【坂本誠志郎】

 村上の今季14勝すべてを坂本がエスコート。正捕手として全投手とコンビを組む立場上、「(村上)頌樹とのことだけなので狙っていたとかはないですが、でも2人で評価されたのならうれしいですね」と捕手の最高栄誉に喜びを爆発させた。目立たず投手より前に出ず、「頌樹が頑張ってくれたおかげ」とパートナーを持ち上げる古風なところが、いかにも坂本らしい。

 開幕戦となった3月28日広島戦での1勝が印象に残っている。「昨年優勝できずに、今年は藤川監督に代わって、もう一回、みんなでやっていこうという最初の試合。頌樹も昨年は苦しんで、今年は真っすぐの質と強さを求めて、これでやっていくというものが見えたと思う」。昨季は9年目で初の開幕スタメンマスクをかぶったものの試合には敗れた。坂本にとっては今季の開幕戦が“初勝利”でもあった。

 コンビを組む村上とはともに歩み、ともに成長してきた。23年4月12日の巨人戦。村上のシーズン初先発で7回まで無安打無失点の快投を演じた。そこからエースと正捕手へ――。「あそこから始まって、いい思いも悔しい思いもたくさんして、今年一緒にバッテリー賞を獲れたのは感慨深いですね」

 23年の日本一はガムシャラに突っ走ってきたが、今年のリーグ優勝は違う。「2年前は2人とも経験が浅かったけど、今年はお互いがチームを背負う立場で引っ張ってきた。自分だけが勝てばいいとは頌樹も思っていない」。今やリーグを代表する2人にはふさわしい受賞だ。(畑野 理之)

 【セ選考過程】

 セは12人中10票を集めた阪神の村上―坂本でほぼ異論はなかった。村上は最多勝、勝率、奪三振の3冠を獲得。中畑清氏は「貯金10で優勝に大きく貢献した。坂本との信頼関係も抜群。文句なしに最優秀バッテリーだ」と称え、槙原寛己氏は「昨季はやや不振だったが、見事に復活した」。大野豊氏は貢献度では才木―梅野と互角とした上で「バッテリーという意味合いでは1年間全26試合でバッテリーを組んだ村上―坂本を推す」とした。捕手出身の田淵幸一氏は坂本のリードについて「引くところは引き、押すところは押す。構えもいい。12球団でNo.1」と絶賛した。

 救援で50試合連続無失点の石井にも2票が投じられ「救援経験豊富な藤川監督が整えてくれた環境で急成長した」と伊東勤氏。森繁和氏も「藤川監督が最も助けられたのが石井の存在。彼がいなかったら優勝できなかっただろう」と評価した。

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