阪神・佐藤輝明 球団生え抜き4番初のCS弾を偉業の「トリプル開幕弾」で飾る!さあ、CSファイナルS

[ 2025年10月15日 05:15 ]

打撃練習する阪神・佐藤輝(撮影・亀井 直樹) 
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 「2025 JERA クライマックスシリーズ(CS)セ」は、きょう15日にファイナルステージ(S)が開幕する。セ覇者の阪神は、ファーストSで3位・巨人を破った2位・DeNAを甲子園に迎え撃つ。シーズン40本塁打、102打点で2冠王の佐藤輝明内野手(26)は決戦を前に「いつも通り」を強調した。今季は、開幕戦と球宴明けの後半戦初戦に本塁打をマーク。球団生え抜き4番初のCS本塁打を、「トリプル開幕弾」で彩り、日本一への号砲を打ち鳴らす。

 聖地に吹く夜風が頬をなでる。2日のレギュラーシーズン最終戦から中12日で臨む、セ覇者にとってのポストシーズン(PS)開幕戦。鮮やかな連勝でファーストSを突破したDeNAとの激突を前に、佐藤輝は平常心を貫いた。意識過剰で、自ら崩れることの方が怖い。だからこそ主砲は「いつも通り」の言葉を繰り返した。

 「いつも通り、しっかり準備して、楽しめたらなと思う。(ナイター練習でも)いつも通り動けているので、良かったなと思う」

 ファイナルS前日ナイター練習は、午後5時30分から始まった。すっかり秋めいた甲子園で、背番号8は軽快に汗を流した。投内連係、シートノック、フリー打撃で約1時間30分にわたって体を動かし、最終調整。2年ぶりの頂点へと続く「第一関門」に、万全のコンディションで挑む。

 「しっかり楽しんで(いこう)ということを(藤川)監督が言っていたので、思い切りやりたいと思う。“入り”の1球目から大事にしたいなと思う」

 26歳のPSには、暗い過去がつきまとう。過去4年、出場したPS全20試合では打率・157(計70打数11安打)、1本塁打と苦しみ、特に甲子園では同・143(計35打数5安打)で本塁打なし。また、CS導入の07年以降、11度出場したCSで猛虎の生え抜き4番が本塁打を打った例はない。仮にきょう15日のファイナルS初戦で佐藤輝が放物線をかければ、生え抜き4番初のCS弾となる。レギュラーシーズンで生え抜き40年ぶりの「40本塁打&100打点」を成し遂げた男が、自身と猛虎の歴史を塗り替える豪快な砲弾を放ったとき、2年ぶりの日本シリーズ進出は一気に近づく。

 「しっかり楽しみながら、みんなでプレーできたらなと思う」

 奪冠の25年。発進の号砲は、いつもこの男のバットが打ち鳴らしてきた。3月28日広島との開幕戦では第1打席に今季1号。球宴明けの後半戦初戦となった7月26日DeNA戦では、今ステージでも対戦が見込まれる難敵・ケイから26号弾を放った。PSでもオープニングアーチを狙うのは、当然の流れ。球団史上初の「トリプル開幕弾」を見据えるキング。“下克上”は甘い夢だと、ハマに思い知らせる。(八木 勇磨)

 ○…CSで阪神の4番打者による本塁打は、14年ファイナルS(1)戦のゴメス、15年ファーストS(2)戦のゴメス、17年ファーストS(1)戦の福留孝介の3本。生え抜き選手による本塁打は、まだない。

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