卒業後も明大・島岡監督から「ピッチャー鹿取」と言われた右腕

[ 2025年10月11日 09:23 ]

明大時代の鹿取のピッチング(1976年撮影)
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 東京六大学野球第5週の法大―明大、立大―東大戦は雨のため順延となった。第1試合前の「レジェンド始球式」には巨人、西武で中継ぎ&抑えとしてフル回転し“大明神”と言われた明大OBの鹿取義隆氏(68)が登板予定だった。

 懐かしい鹿取氏の投球を見たかったファンも多かったのではなかろうか。同氏は75年に高知商から入学。打撃投手をしながらサイドスローからのクセ球もあって頭角を現し、高橋三千丈投手(元中日)と二本柱で活躍。通算21勝を挙げ、4年春は史上初の5連覇を狙った法大を破って優勝、全日本大学野球選手権大会でも同校3度目の日本一に輝いた。

 厳しさで知られる島岡御大に愛された男でもある。プロ入りした年、リーグ戦でピンチの場面にベンチを出た島岡監督が球審に「ピッチャー鹿取!」と伝え、慌てたマネジャーが「鹿取さんは卒業されました!」と訂正したという逸話が残る。真夏の1000球投球など、明大で鍛えられ“江川事件”でドラフト会議をボイコットした巨人にドラフト外という形で入団。社会人に進む予定も最後は島岡監督の「ジャイアントに行け」の一言でプロ入りした。

 プロ入り後は主に中継ぎや抑えで活躍。巨人時代は連投も辞さない活躍に“鹿取大明神”とも言われた。西武に移籍してからも日本一に輝き19年間のプロ野球生活で755試合に登板、91勝46敗131セーブを記録している。

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