【一問一答】ヤクルト・池山新監督 強化ポイントはすべて「4番が抜ける、エースがいない」

[ 2025年10月10日 16:20 ]

<ヤクルト>就任会見を終えてポーズを取る池山新監督(撮影・篠原岳夫)
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 ヤクルトの池山隆寛新監督(59)が10日、明治記念館で就任会見を行った。「緊張と、めちゃめちゃうれしい気持ちです」と率直な心境を語り、「人気のある強いチームをつくりたい」と意気込みを口にした。数々の記録を残したレジェンドOBが先頭に立ち、3年連続でBクラスに沈んだチームの再建に乗り出す。

 今オフのメジャー挑戦を表明している村上宗隆内野手(25)について聞かれると「正直、いて欲しいですけど」と正直な思いを口にしつつも「彼の夢を応援するだけです」とエール。「3冠王もとっていますし、相当大きな穴だと思っているけど、皆で手を取り合って力を合わせて、埋められるように頑張りたいです」と話した。

 会見での一問一答は以下の通り。

 (冒頭あいさつ)
 「みなさんこんにちは。このたび1軍監督に就任いたしました池山隆寛です。どうぞよろしくお願いいたします。緊張と、でもめちゃめちゃうれしい気持ちでいっぱいです」

 ――監督要請を受けて、決断にいたった理由。

 「即決でしたね」

 ――特に今年は苦しい戦いだった。

 「2軍監督をしながら1軍の試合の動向も見ていたので。同じようにたくさん負けたので、僕も苦しかったし、1軍も苦しかったと思います」

 ――それを立て直す意気込み。

 「そうですね。もう上を向くしかないので。自分も大変ヤクルト球団にお世話になったので、今度は恩返しをする番だなと。そういうチャンスをいただいたなと思っています」

 ――小川GMへ。池山新監督に要請した理由と期待すること。

 小川GM「林田社長のコメントもすでに出ている通り、それとマスコミ各社の方の報道にされている通り、チーム再建ということが全てになっております。今のヤクルトのチーム状況、選手の状態。これをすべて知り尽くしているのが池山監督であり、そういったところで監督の要請をいたしました」

 ――球団としては池山監督をどのようにバックアップ?

 小川GM「もちろんまずは、若い選手を鍛えて戦術の底上げということをまず期待しまして。またそれで足りないところを編成面でバックアップするということになる」

 ――池山新監督へ。チームの再建を託された心情は。

 「うちの4番のサードの動向がすごく気になりますけど。正直いてほしいんですけど、彼の夢、目指している子どもたちの夢を背負って、彼を応援したい気持ちはいっぱいなんですけど、ここが抜けてしまうと全く。スタートしないといけないなと思っています」

 ――村上選手がメジャー挑戦を表明して球団も容認。池山新監督は彼の挑戦をどう感じている。それから4番三塁が抜ける穴をどう埋めるのか?

 「もう夢に向かって応援するだけです。あとは彼の穴は3冠王も取ってますし、それは大きな穴だと思っているので、彼の穴を埋めることはできないかもわかりませんけど、みんなで手を取り合って力を合わせるような、必ず埋められるように頑張りたいと思います」

 ――これから監督として大切にしていきたいこと。

 「自分の力っていうのは本当に無力だと思いますけど、コーチと手を取り合って強くするためにどうしていこうかっていうことを。この自分の6年間で少し成長している自分もいると思うので、1日ずつ十分勉強しながら、成長しながら、選手と成長し、人気のある強いチームをつくりたいなと思います」

 ――野村監督のもとヤクルトの黄金期をつくりあげたが、理想の野球やチームは?

 「理想の野球は、やはり自分も野手でしたので、打ち勝つチームをつくりだいんですが、4番が抜けますし、投手部門10傑に誰1人名前がないので、エースって言われる選手がいないので、そこは1人でも2人でもそういう柱になる選手をつくっていきたいと思います」

 ――6年間2軍監督をして感じたヤクルトの強みは。

 「強みですか。2軍は育成の場ってよく言われますけど、本当に時間のかかるポジションでもありますし、選手を見守っていく時間、(小川)GMも経験されていると思いますけど、やっぱり我慢っていう言葉がぴったりだと思うんですけど。なんでしたっけ?(笑い)」

 ――チームの強みは。

 「ああそうですね。ヤクルトの強みっていうのは、本当にフレンドリーっていうか、選手間の助け合い、チームワークだと思っています。そういうところはやはり負けてしまうと、弱く感じられると思いますけど、やっぱり心底そこをしっかりとやるのがヤクルトらしい野球、チームだと思います」

 ――先ほどエースをつくると話。最も強化すべきポイントは?

 「強化ですか。すべてのところだと思いますけど、やはりしっかりやる気と責任っていうところを野球に向けてもらえれば、どこのポジションも上がってくると思いますので。そこを一生懸命、私は見ていきながら、コーチと助け合ってやっていきたいなと思います」

 ――2軍監督時代、奥川や長岡らを育成。来年チームの柱になってほしい選手は?

 「もうピッチャーで言えば奥川、高橋圭二。この2本がしっかりしないといけないなとは思っています」

 ――野手は。

 「野手に関してはそうですね。4番がいないので、そこからの打線の組み方っていうところはこれからの補強とかになってくると思うので、そのへんはこれからの楽しみだと思っています」

 ――これからドラフトやFAなどで戦力面でも動きがある。監督として強くしていきたいところは。

 「いやもうできるところは、もうすごく。ホームランを打てる打者であったり、FAは選手の特権ですので、中にはFAを取って戻ってきてくれる選手もいましたし、そういうところはしっかり球団にお任せします」

 ――来季目指すもの。

 「うーんそうですね。目指す。うん本当にチームワークっていうところをコーチ陣をしっかり連携を取って。私の扉は開いてますので、しっかり話し合いをして連携を取って、素晴らしい、応援してくれるファンの方がたくさんいますので。よりワクワクするような野球をしていきたなと思います」

 ――順位や結果については。

 「順位ですか。もう上しかありませんので。目指すところは上を向く。今年に限ってはもう春先から借金がですね、そのまま後半まで響いてしまったこところがあるので。やはり前半の戦い方や、当然夏っていう暑さのところも戦いに加わってきていると思いますので、1年間通しての戦い方を考えないといけないなという風に思っています」

 ――監督主導のキャンプは思い入れのある松山から。ここから評価は始まっている。

 「そうですね。人選はこれからだと思うんですけど、初めて監督になって、現役のときからお世話になった松山に帰れることが一番良いスタートになると思いますんで」

 ――最後にファンへメッセージ。

 「神宮球場の最終戦をモニター越しで見ていて、あの満員の観衆の中で指揮を執れるっていうことはすごくゾクゾクワクワクしました。今年も200万人以上のファンの方が、球場に足を運んでいただいたので、指揮を執る中、たくさんの応援してくれるファンに、楽しい、緊張のある、ワクワクするような試合を見せていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いします」

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