フィリーズ・トムソン監督 ナ・リーグ本塁打王の特大一発が勝敗の分岐点「完全に打線が目を覚ました」

[ 2025年10月9日 13:50 ]

ナ・リーグ 地区シリーズ第3戦   フィリーズ8―2ドジャース ( 2025年10月8日    ロサンゼルス )

シリーズ初勝利後、会見に登場したトムソン監督(撮影・杉浦 大介通信員)
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 フィリーズは8日(日本時間9日)、敵地でドジャースとナ・リーグ地区シリーズ第3戦を行い、今シリーズ初勝利を挙げた。負ければ今季が終わる局面で、投打とも実力と集中力を示した完勝。ロブ・トムソン監督(62)は「最高の気分だね」と笑顔を見せた。

 プラン通りに事を進めた。先発に通算109勝のノラを送り出し、3回からスアレスにスイッチ。今季12勝、防御率3.20とローテの一角を担った左腕に試合を託した。スアレスは最初の打者・エドマンに先制本塁打を許したが、直後に打線が強力に援護する。指揮官がポイントに挙げたのは、4回先頭で打席に入ったリーグ本塁打王・シュワバーの今ポストシーズン初本塁打となる特大の右越え同点ソロだった。

 打線を活性化させた山本を攻略した一打を「狙い通りのカウントに持ち込んで、速球を待てる場面も作れたし、シュワーバーのホームランがチーム全体に火をつけた。あの一発でベンチの雰囲気が一気に変わったよ」と振り返る。

 シュワバーの本塁打に続き、ハーパー、ボームの連打に相手失策が絡んで勝ち越しに成功すると無死三塁からマーシュが左犠飛を放ち、この回効果的に3点を奪った。打線の流れを作っただけに「本当に大きかった。シリーズ全体の流れを左右する可能性もある。ただ、その前からも強い打球を飛ばしていた。フェンス直撃や警告ゾーンまでの打球もあったし、山本にはある程度対応できていた。あの一発で完全に打線が目を覚ましたね」と賛辞は止まらなかった。

 スアレスが安定感あふれる投球で5回を1失点。3回以降は好機を作りながらも無得点だった打線は、8回にリアルミュートのソロ本塁打、シュワバーのこの日2本目となる2点本塁打など、5安打を集め、打者9人攻撃で大量5点を奪い、一気に勝負を決めた。

 負ければ今季が終了する一戦で、本来の実力を示し、土俵際で踏ん張った。「ロッカールームの中でベテランたちが自然に空気を作ってくれている。“1試合ずつ、一戦集中”それが今日の我々のモットーだった」。本拠地・フィラデルフィアに帰ることを目指し、第4戦も集中力を保ち、戦う。

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