広島・矢野雅哉 3年ぶりフェニックスLに出場しながら打撃改造 「一から土台をつくり直したい」

[ 2025年10月6日 05:45 ]

広島・矢野
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 広島・矢野雅哉内野手(26)が、きょう6日に開幕する「みやざきフェニックス・リーグ」に3年ぶりに参加する。正遊撃手として期待されながら、打率・208に終わった今季を反省。2軍の福地寿樹ヘッド兼打撃・走塁コーチ(49)と話し合い、実戦に出場しながら打撃改造に取り組む方針だ。5日には宮崎・日南入り。「一から土台をつくり直したい」と言葉に力を込めた。

 ヤクルトとの今季最終戦から一夜明けの5日。休む間もなく、矢野はドラフト1位の佐々木らとともに宮崎・日南へ移動した。自身にとっては22年以来3年ぶりで、自ら志願した「みやざきフェニックス・リーグ」参戦。その目的はこうだ。

 「(状態が)悪くても自分で修正できなかった。そこが成長を止めたかな…と。戻るところがなかったので、フェニックスでもう一回、土台をつくり直したいと思います」

 初のゴールデングラブ賞に加えて、出場137試合で規定打席に初めて到達し、112安打、打率・260をマークした昨季から一転。今季は出場112試合で59安打、同・208にとどまり、遊撃のポジションは小園に譲る結果となった。

 安定した成績を3年間残し続け、初めてレギュラーと認められる世界。昨オフは正遊撃手としての地位を確かなものにすべく、課題の打撃を磨こうと徹底的に振り込んだ。その結果、スイングスピードは速くなった。一方では弊害も生んだ。

 「低い打球を打たないと、僕の力では安打にならない。自分ではあまり振りたくなかったけど、スイングが強くなったので、打席では力が入ってどうしても振ってしまい…」

 いきおい意図した低い打球ではなく、凡フライになることが多かったという。そこで矢野は一念発起。宮崎入りする2軍の福地ヘッド兼打撃・走塁コーチと話し合い、フェニックス・リーグに参戦しながら打撃改造に取り組む方針を確認した。

 「福地さんと先日会って、バッティングのことを一から考えようとなった。最近やっと自分が思うような打球が行くようになったし、どれぐらいのアベレージを残したいという話もしたので、宮崎へ行って考えながらやっていきたい」

 リーグ屈指の守備力を誇っても、打率が2割台前半だと出場機会は減ってしまう。せめて昨季の2割6分。26歳が変わり身を見せれば、来季の1軍ベンチは活気づく。 (江尾 卓也)

 ○…矢野は昨季凡打に終わった233アウトのうち、ゴロアウトが152(全体の65%)、フライアウトが81(同35%)。対して今季は凡打174アウト中、ゴロアウトが97(56%)、フライアウトが77(44%)と、フライアウトの割合が増えている。

 ○…また1~3球目までの早めの仕掛けにも変化が見られ、昨季の打率.335(173打数、58安打)に対して今季は.271(107打数、29安打)。中でも初球打ちは昨季の打率.435(46打数、20安打)から今季.167(24打数、4安打)と機会、成績とも大幅にダウンしている。

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