ドジャース・大谷 チーズステーキで敵地メディアのハートつかんだ! PS初の二刀流へ「凄く楽しみ」

[ 2025年10月5日 01:30 ]

ユニホームを着てグラウンドに入り笑顔の大谷(撮影・沢田 明徳)
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 大リーグのポストシーズン(PS)は4日(日本時間5日)に地区シリーズ(5回戦制)が始まる。ドジャース大谷翔平投手(31)は3日(同4日)、PS初登板&初二刀流出場となるフィリーズ戦(同午前7時38分開始)に備えて敵地で最終調整した。会見では現地名物「フィリー・チーズステーキ」を絶賛して爆笑をさらうなど自然体。ワールドシリーズ(WS)連覇へ向けた第2関門に投打で挑む。

 大谷は会見場でも主役だった。熱狂的ファンを持つ敵地の印象を問われて「熱量が高い。他の球場に比べて素晴らしい熱量」と答えた後、「チーズステーキが凄くおいしいクラブハウスだなと毎回思っている」と続けた。一番の笑いを誘い、敵地メディアのハートをぐっとつかんだ。

 チーズステーキとは炒めた薄切り牛肉と溶けたチーズをロールパンに詰めたサンドイッチのことで、ビジタークラブハウスで提供される。“フィラデルフィアで一番おいしい”と評判。過去には大リーグ公式サイトが4日間で25個を平らげて新記録をつくったロッキーズのコーチの特集記事を組んだほどで、大谷も「毎回」楽しみにして英気を養っているという。

 3勝で突破が決まる地区シリーズの大事な初戦。エンゼルス時代を通じてフィリーズと初対戦だった9月16日は5回無安打無失点の快投を演じた。1本差で本塁打王を譲ったシュワバーは1三振を含む2打数無安打に抑え、計9球のうち内角球が6球。内角高めはハードヒット(95マイル以上の打球速度)6本とゾーン内で最も長打のリスクが少ない。「素晴らしい打者なのでしっかりとポイントを突ければ」とPS歴代4位の21本塁打を誇る強敵との駆け引きも注目される。

 シチズンズバンク・パークでは初登板。キャッチボール後にはシートが敷かれたマウンドに立ち、景色を確かめてシャドーピッチングを反復した。「凄く楽しみ。挑戦する気持ちを持ち、素晴らしいチームを相手に自分たちの野球をできれば勝機がある」。投げて、打って、そして勝利へ――。PSでは初の二刀流で新たな伝説が生まれる。(柳原 直之)

 ≪一発出れば「30球場制覇」≫大谷が投打同時出場すればDH制導入後のポストシーズンでは史上初。同一年度のPSで先発投手として出場し、別の試合で投手以外で先発出場するのも初めて。過去に「PSで8番または9番以外の打順を打った先発投手」は1918年WS第4戦に「6番・投手」で出場したベーブ・ルース(レッドソックス)だけ。大谷はシチズンズバンク・パークで本塁打が出れば現行の本拠地球場では29球場目となり、現役選手7人目の「30球場制覇」に王手がかかる。他にはレッズの本拠地グレートアメリカン・ボールパークで本塁打がない。

 【大谷に聞く】

 ――二刀流では初のPS。
 「緊張することもあるとは思うけど、シーズンをこれまで勝ってきて、また明日プレーできることにまず喜びを感じている。健康にプレーできる状態で明日を迎えられれば幸せなことだなと思う」

 ――フィリーズとは約3週間前に対戦。
 「お互いに、いいこともあれば悪いことも、対戦するたびに学んでいく。前回の対戦を通して自分をどう攻めるか、相手をどう攻めるか、を勉強して明日の試合に臨むと思う」

 ――PSでは速球の球速が上がる傾向がよく見られる。
 「僕はどちらかというと試合の方が球速が上がるタイプ。あとは全体のバランスが大事になってくる。興奮することは悪いことではない。それをしっかり制御して、試合をつくっていくのが大事」

 ――佐々木が救援で復帰した。
 「本当に心強い…とみんなが思っている。ブルペンが活気づいている。大事な舞台の前に健康な状態に戻ってきてくれたのは凄く大きい」

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