ダルビッシュ 幸運も味方に5勝目の権利獲得 5回2失点、2被弾も多彩な変化球軸に粘りの投球貫く

[ 2025年9月27日 12:27 ]

ナ・リーグ   パドレス―ダイヤモンドバックス ( 2025年9月26日    サンディエゴ )

ダイヤモンドバックス戦に先発したパドレス・ダルビッシュ(AP)
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 パドレスのダルビッシュ有投手(39)が26日(日本時間27日)、本拠でのダイヤモンドバックス戦に先発。5回を投げ、6安打を浴びながらも2失点にとどめる粘りの投球で、5勝目の権利を手にしてリリーフ陣にバトンを渡した。

 初回1死、マルテに投じた内角低め93.1マイル(約149.8キロ)の直球を右翼席へと運ばれ、先制点を失った。それでも直球を軸に、カーブ、スライダー、カットボール、スプリット、シンカーなど多彩な変化球で投球を組み立て。2回は1死一塁からマッキャンをスライダーで空振り三振、2死後、トーマスをシンカーで見逃し三振に仕留め、この回を3人で終えた。3回にマッカーシーにソロ本塁打を許したが、粘りの投球で打線の援護を待った。

 球場が大興奮に包まれたのは0―2で迎えた4回だった。打線は1死からボガーツ、シーツ、オハーンの3連打で1点を返すと、その後2死満塁から1番・タティスが左越えに逆転の24号満塁本塁打。総立ちの観衆から大歓声が降り注ぎ、ベンチもお祭り騒ぎとなった。

 ダルビッシュは思わぬ“幸運”も味方に付けた。味方が逆転した直後の5回、先頭のバルガスに右越えに強烈な打球を許した。打球を処理した右翼手・タティスから二塁カバーのボガーツに送球。バルガスは二塁にスライディングし、タイミングは悠々セーフだった。

 しかし、バルガスが二塁到達時に勢い余って体がベースから浮き上がったところにボガーツがタッチ。ビデオ判定の末、タッチアウトとなった。二塁打となっていれば、無死からピンチを背負いながらの投球となっていただけに、幸運な判定。この回を無失点で終え、5勝目の権利を手にした。

 メジャーに戦いの場を移してから、16年目の今季。右肘の炎症で開幕から負傷者リスト(IL)入りし、初登板は7月までズレ込んだ。7月7日(同8日)のダイヤモンドバックス戦で復帰初登板。同30日(同31日)のメッツ戦でヤンキース、広島などで活躍した黒田博樹を抜いて日本選手歴代最多を更新する日米通算204勝目を挙げた。山も谷もあった今季。それでも経験、実績とも豊富なベテランは10月の負けられない戦いに向け、状態を上げてきた。

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