広島・小園海斗 恩師・山田和利さんにささぐ4戦連続初回先制打 天国の元コーチに「積極的打法」見せた

[ 2025年9月13日 05:45 ]

セ・リーグ   広島9―0中日 ( 2025年9月12日    マツダ )

<広・中>初回、先制の右前適時打を放った小園(撮影・岸 良祐) 
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 広島・小園海斗内野手(25)が中日戦で初回に決勝の右前適時打を放ち、チームは2連勝で4位に浮上した。9日巨人戦から4試合連続での初回先制打を含む2安打。打率とともに安打数もリーグ単独トップとなった。試合前には、広島の元コーチで8月16日に亡くなった山田和利さんに両軍が黙とう。新人だった19年に、1軍内野守備走塁コーチとしてプロの礎を築いてもらった天国の恩人に勇姿を届けた。

 天国の恩人に思いをはせ、小園がバットで勇姿を届けた。初回1死三塁。1ボールからの2球目、柳の外角スライダーを右前へ運んだ。4試合連続となる初回先制打。その間、意外にもこれが初の決勝打となった。

 「転がせば1点入る状況だったので、そんなにきつくはなかった。ファーストストライクから持ち味の積極的打法で、安打になってくれて先制につながって良かった」

 快音が鳴りやまない。9日の巨人戦では右越え適時二塁打。10日の同戦も右前適時打、前日11日も巨人・山崎から右越えソロを放った。3回無死二塁でも遊撃内野安打を放ち、2試合連続マルチ安打。リーグトップを走る打率は試合前の・303から・305まで上昇させ、148安打は阪神・近本を抜き、リーグ単独トップへと躍り出た。

 試合前には中日、広島に選手、コーチとして在籍し、8月16日に亡くなった山田和利さんに向け、両軍ナインが黙とうをささげた。小園が入団当時の19年、山田さんは1軍内野守備走塁コーチ。単身赴任で1軍寮で暮らしていた山田さんからはたくさんの教えを授かった。

 「言われたことを反復してちゃんとやれよとは言ってもらいましたし、今もそうだなと思ったりすることもある。周りも見られてなかったので、遊撃だからもっと周りを見てやっていかないといけないよとか言われたりすることもあった。本当に良くしてもらった」

 寮の部屋で2人で語り合い、食事をともにするなど、プロの礎を築いてくれた恩人に結果で成長を示した。

 出塁率も・358に上がり、巨人・泉口に1厘差の2位。自身初の打撃タイトルが複数、視界に入りつつあるが、冷静に足元をみつめる。

 「ツイているだけなのかなと思う。最後の試合が終わるのが(広島が)一番遅いので。そこだけかなと」

 チームは2連勝で9月4日以来の4位に浮上。新井監督は小園について「成長途中だけど、技術的にはいいものを残しているし、メンタル的な波も昨年に比べて、徐々に小さくなってきていると感じる」と舌を巻いた。(長谷川 凡記)

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