大瀬良大地が痛恨2被弾…広島は自力CS消滅 新井監督「粘り強くやっていくしかない」

[ 2025年9月11日 05:45 ]

セ・リーグ   広島3―4巨人 ( 2025年9月10日    東京D )

<巨・広>4回、岸田に同点2ランを浴びる大瀬良(撮影・沢田 明徳)
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 広島は10日、敵地で巨人に3―4で逆転負けを喫し、自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が消滅した。先発・大瀬良大地投手(34)が2度リードする展開で2発を被弾して流れを失うと、8回には島内颯太郎投手(28)が先頭打者への四球から決勝点を献上した。大失速した昨年9月さながらの、今季4度目となる6連敗。借金は同最多の14に膨らんだ。

 島内は、左翼へ舞い上がった飛球をうつろな目で追った。同点の8回に3番手として救援登板。先頭・泉口への四球から1死満塁を招き、代打・坂本。150キロ超の直球を5球続けて追い込んでも、6球目の低めチェンジアップを拾われた。犠飛となり、痛恨の決勝点献上。敗戦後は反省ばかりが口をついた。

 「あの場面で(坂本に)投げるなら、もう一個低くですかね…。そもそも失点自体が許されない。中軸の先頭に四球を出して後手後手になってしまった」

 先発・大瀬良の投球も誤算だった。味方打線が幸先よく2点を先制し、打者3人で斬って流れを引き寄せたい初回。1死から、キャベッジに今季2本目の一発を右中間席へ運ばれた。カウント2―2からの外角高めチェンジアップだった。

 菊池のソロで再び2点差とした4回には、2死一塁で岸田にまさかの同点2ランを被弾する。これもカウント2―2と追い込みながら、7球目の143キロ直球が真ん中に入り、左中間席へ叩き込まれた。先発の役割を果たす6回3失点。それでも34歳はうなだれる。

 「どちらも(味方が点を)取ってくれた次のイニング。何とか抑えたかったけど、どちらも甘く入ってしまった。結果的に負けたので、申し訳ないという気持ちしかない」

 痛すぎる逆転負け。新井監督は、島内の先頭四球を「少しもったいない」と指摘、2度リードした直後に2発を被弾した大瀬良には「点を取った直後はより引き締めて、というのは分かっていると思う」と話した。6連敗を喫し、自力でのCS進出の可能性が消滅。「粘り強くやっていくしかない。粘り強く」と2度繰り返した。

 首位から大失速した昨年9月を思い起こさせる最終盤の苦境。日ごとに今季最多を更新する借金は14にまで膨らみ、3位・DeNAとは6ゲーム差に開いた。大瀬良はナインの思いを代弁して言う。

 「いろんな思いを持ってマウンドに上がっている。最後まで勝ちたい気持ちは持っていますし、気持ちだけじゃなく、何とか結果で示せるように責任を持って調整したい」

 他力で、かつ風前のともしびとなったCS逆転進出。粘り強く戦う姿勢が、逆襲につながる。(江尾 卓也)

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