才木に“口頭注意”、大山悠輔は虎の良心であり続けた 「いろんな決断をしての1年目。優勝したかった」

[ 2025年9月8日 05:01 ]

セ・リーグ   阪神2―0広島 ( 2025年9月7日    甲子園 )

<神・広>佐藤輝(右)と抱き合って喜ぶ大山(撮影・亀井 直樹) 
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 阪神・大山は自分のためだけに戦った1年ではなかった。FA宣言をして5年総額17億円(推定)の契約で残留した。なぜ残ったのか。改めて思いを口にした。

 「残留の理由としてもう一回、監督、コーチ、裏方さん、チームメートと優勝したい気持ちが強かった。いろんな決断をしての1年目。そういう意味ではすごく良かった」

 この日は2回に二塁打。高寺の犠飛で先制のホームを踏んだ。
 入団9年目を迎え、今やチームの良心といえる存在になった。8月24日のヤクルト戦。途中交代にマウンドで不満げな態度を取った才木に、イニング終了後にベンチで伝えた。

 「ああいう姿は気を付けた方がいい」

 野球はチームスポーツ。感情を抑える時が必要だと諭した。才木は「プロに入って初めてああいうことを試合中に言われた。チームメートが見ているところで良くなかった」と気付かされた。

 エースに言うべきことを言える。しかも、納得させられる。後輩をよく食事に連れていく面倒見の良さ、内野手に悪送球が出れば「俺が悪かった」と先に仲間を気遣う大山の人間味だからこそ、周囲も発言に耳を傾ける。

 成績も言葉に説得力を持たせた。リーグ上位の打点を挙げ、その7割以上が得点圏に走者を置く状況で打った。チャンスに強かった。特に、森下、佐藤輝の凡退後によく打ったのは、「2人が凡退した後に打点を挙げれば、2人の凡退が薄れる。薄れれば、次に2人がいつも通り打席に入れる」と仲間を思う気持ちからだった。

 ここまでの活躍を、「全然ダメ」と自己評価は厳しい。だが、本当の貢献度をチームは分かっている。(倉世古 洋平)

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