阪神・森下翔太の転機となった食生活改善「これじゃいけない。本気で改めないと一年間、1軍では戦えない」

[ 2025年9月8日 05:01 ]

セ・リーグ   阪神2―0広島 ( 2025年9月7日    甲子園 )

<神・広>歓喜の輪にとび込む森下(中央奥)(撮影・北條 貴史)
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 阪神・森下は打球を捕球した近本、左翼・熊谷と中堅付近でハイタッチを交わした後、少し遅れて歓喜の輪に加わった。チームの浮き沈みに関わる中軸に座り、リーグVをバットでけん引した3年目のシーズン。「うれしいです。ほっとしています。この瞬間のために頑張ってきたので、まずチームが目標とするリーグ優勝ができた。(前回の優勝は)1年目でがむしゃらにやっていたのもありましたけど、今回の優勝はよりメンバーの中心にいられた」と感慨に浸った。

 この夜も、快音を鳴り響かせた。初回2死、アドゥワの外角直球を左前打とした。これで9試合連続安打。7回先頭の場面では四球を選びチャンスメークに徹した。

 昨年12月から人生初の1人暮らしを始めた。オフのイベントも重なる多忙な中、野球以外で頭を悩ませる日々。ガスの契約方法も分からず、「お湯張り」のボタンを押しても水しか出てこない夜もあった。「適当でした」。だらしなさにまみれた私生活。特に、プロとして最も大事な食生活は「外食か、ウーバーイーツの牛丼大盛り」のローテーションだった。3月上旬、偏った食生活が引き金となり体調不良に陥った。一時離脱を余儀なくされ「これじゃいけない。本気で改めないと一年間、1軍では戦えない」とすぐに決意を行動に変えた。

 スマートフォンのアプリを駆使し、調理師の検索を始めた。最終的には知人の協力も得て、自費で契約にこぎ着けた頃には、開幕は目の前だった。球団が契約する栄養士と調理師が密に連絡を取ることで、現在はカロリー計算された食事を摂取できる。試合中に調理師が作り置きしたメニューを、帰宅後にレンジで温めて食べる。

 「間違いなくパフォーマンスにもつながっている。一年間、試合に出ることを見越して早めにやって良かった。後輩にも“食事面はきっちりした方がいいよ”と言っています」。ここまでキャリアハイの20本塁打、80打点。勝利打点18は両リーグトップだ。プロ3年目で初の全126試合出場は、決して偶然ではない。
 (石崎 祥平)

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