山本由伸 9回2死から初安打許し降板 野茂、岩隈に続く日本投手3人目のノーヒットノーラン達成ならず

[ 2025年9月7日 10:52 ]

インターリーグ   ドジャース3―4オリオールズ ( 2025年9月6日    ボルチモア )

<オリオールズ・ドジャース>力投するドジャース・山本(撮影・小海途 良幹)
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 ドジャース山本由伸投手(27)が6日(日本時間7日)、敵地でのオリオールズ戦に先発し、8回まで無安打無失点と完璧な投球を披露。9回2死からホリデーに痛恨のソロ本塁打を浴び、2015年の岩隈以来、日本投手3人目(4回目)となるノーヒットノーランの大記録を逃した。山本の後を受けたリリーフ陣が乱調で、9回2死走者なしから悪夢の逆転サヨナラ負け。山本の快投は勝利に結びつかず、チームの連敗は5に伸びた。

 立ち上がりから相手打線に付けいる隙を与えなかった。初回、先頭のホリデーを1球で中飛に打ち取ると、2番・ジャクソンを一ゴロ、3番・ヘンダーソンは内角へのカットボールで空振り三振に仕留め、3者凡退で初回を終えた。2回も先頭のマウントキャッスルを97.3マイル(約156.6キロ)の直球で空振り三振。2イニング連続3者凡退でリズムをつかんだ。

 先制した直後の3回、無死からの連続四球で一、二塁のピンチを迎えたが、慌てることはなかった。9番・メヨをカーブで空振り三振、ホリデーはスプリットで二ゴロ併殺に仕留めた。4回以降は9回2死までパーフェクト投球。淡々とスコアボードに「0」を並べた。

 状況の変化も意に介さなかった。天候不良のために試合時間は約20分遅れて開始。4回投球時には再び、雨が降り始めた。さらに捕手は前回登板まで3試合続けてバッテリーを組んだラッシングがIL(負傷者リスト)入りしたことを受け、ロートベットと初めてコンビを組んだ。普段とは違う様々な状況も受け止め、全力で腕を振った。

 チームの負のスパイラルを止めた。チームは先のカードでナ・リーグ中地区最下位のパイレーツに3連戦3連敗。前日5日(同6日)の試合でもア・リーグ東地区最下位のオリオールズ相手に1点しか奪えず、痛恨のサヨナラ負けで4連敗となった。同地区2位のパドレスも調子を落とし、ゲーム差は縮まっていないが、直接対決で7試合を残す3位・ジャイアンツはこの試合まで10試合を9勝1敗と猛烈なペースで追い上げてきた。チームの苦境を打破するためにエースは奮い立った。

 3戦続けて、連敗ストップを託されることとなった。前々回登板の8月24日(同25日)パドレス戦では、連敗して迎えた3連戦の3戦目に登板。ナ・リーグ西地区でし烈な優勝争いを繰り広げるライバルを相手に6回4安打2失点と好投し、今季11勝目をマークした。前回登板も同地区のダイヤモンドバックスに連敗して迎えた3連戦の3戦目。7回4安打1失点、今季最多タイの10三振を奪う好投を見せた。リリーフのスコットが同点3ランを浴びたため12勝目はならなかったが、チームはサヨナラ勝ちで連敗を止めた。

 山本が連敗ストップの重責を果たしてきたが、この日は、勝利まであと1死の場面から、まさかの逆転サヨナラ負け。ダメージの大きい1敗となった。

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