阪神・大竹耕太郎 投打で貢献 万全の事前準備でタイムリー 投げては“鯉キラー”本領7勝

[ 2025年9月6日 01:15 ]

セ・リーグ   阪神6―1広島 ( 2025年9月5日    甲子園 )

<神・広>初回、適時打を放つ大竹(撮影・亀井 直樹) 
Photo By スポニチ

 阪神の一挙6得点の猛攻を締めくくったのは投手・大竹の一打だった。自らのバットで追加点を演出しても、表情ひとつ変えないクールな左腕。1イニング6得点は昨年9月4日の中日戦初回以来で今季初のビッグイニングとなった。

 「もちろん打席に立つ以上は。ツーアウトだったし、そういう(タイムリーを狙う)つもりでいました」

 5―1の初回2死二塁。フルカウントから投じた森の直球を捉え、左前へはじき返した。2試合連続の適時打で、阪神先発陣で最多の今季5安打目をマーク。球団投手の4試合連続安打は16年の藤浪晋太郎以来9年ぶりの快挙となった。

 本業は投げることでも、打席に入る以上は事前準備を怠らない。相手投手の球種や配球を入念に頭に入れて試合に臨む。「9番に入っているので、そういう責任もある」。安打が生まれたのは偶然ではなく、必然だった。

 マウンド上では“鯉キラー”の本領を発揮した。ピンチが訪れたのは初回だけ。先頭・中村奨の右中間二塁打などで2死三塁とされると、モンテロへの6球目が暴投となり、先制点を献上した。だが、続く7球目の低めの変化球で空振り三振。2回を3者凡退に抑えリズムを取り戻すと、緩急を駆使しながら相手打線に的を絞らせなかった。

 前回8月29日の巨人戦では左ふくらはぎがつり、5回1/3を4失点で降板。二の舞を避けるためにも、登板前にできることは全てやった。下半身への負担を軽減するため、甲子園では人工芝ではなく天然芝の部分でランニング。マグネシウムやカリウムも摂取し、「失敗を糧にやっていくしかない」と苦い経験を無駄にはしなかった。

 約1カ月ぶりの白星となる今季7勝目を挙げた。「とにかく目の前の試合に勝つだけなので」。投打で頼もしい背番号49は、勝利だけを追い求める。  (山手 あかり)

この記事のフォト

「阪神」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年9月6日のニュース