阪神・近本光司 2打席連続長打で長嶋超え7年目1071安打 スランプ乗り越え歴代単独2位

[ 2025年9月5日 01:15 ]

セ・リーグ   阪神7-5中日 ( 2025年9月4日    バンテリンD )

<中・神(20)>9回、近本は三塁打を放つ(撮影・椎名 航)
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 「ミスタープロ野球」を追い抜いた一打は、阪神・近本らしい打球だった。2点リードの9回先頭。1ストライクから斎藤のスライダーを捉えた打球は、右中間を破る今季4本目の三塁打となった。

 得点には結びつかなくても、リードオフマンとして好機を演出。この一本が入団7年目までの安打数で長嶋茂雄を上回る、歴代単独2位の1071安打に到達した。

 決して平たんな道のりではなかった。自己ワーストの7試合、38打席で連続無安打を止めた8月31日の巨人戦の3打席目以降も「H」ランプは遠かった。2日の中日との初戦は5打数無安打に終わり、前日はコンディション面を考慮され代打出場で四球。この日も3打席目までは快音は影を潜めていた。それでも3点リードで迎えた無死一、二塁の4打席目に橋本の内角直球をはじき返し右翼線への適時二塁打とした。

 今月10打席目での初安打で、打点は8月15日の巨人戦以来、出場15試合ぶり。チームの勝利をグッと引き寄せた一本に三塁側の虎党は沸いた。そんな大記録を打ち立てた背番号5は二塁塁上で平然とした表情を浮かべていたが、貴重な4点目が優勝へのマジック4を大きく引き寄せた。

 「初回に1点を取れる状況をどれだけつくれるか。それが1番打者としてのベストな仕事。それは僕一人だけでなくてスタメンの9人をはじめとする選手がやるべき役割を果たせれば優勝に近づく」

 シーズン前に語っていた言葉を現実のものにする男こそが近本光司だ。先頭で塁に出て次打者・中野が着実に送る。森下、佐藤輝へ回し、得点を生む今季の鉄板パターンの攻撃をけん引し続ける。

 「ヒットを打てて良かったです。また、頑張ります」。7年目までの最多は青木宣親(ヤクルト)がマークした1114安打。並ぶために残り20試合で43本は厳しい数字でも、挑戦権を得ているのは虎のリードオフマンしかいない。(石崎 祥平)

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