【一問一答】ド軍監督 体調不良の大谷は「数日リカバリーの時間を」登板は週末のオリオールズ戦へ

[ 2025年9月4日 06:05 ]

ナ・リーグ   ドジャース―パイレーツ ( 2025年9月3日    ビッツバーグ )

<パイレーツ・ドジャース>試合前、記者に囲まれるドジャース・ロバーツ監督(中央)(撮影・小海途 良幹)
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 ドジャースが3日(日本時間4日)のパイレーツ戦に向けた先発メンバーを発表し、大谷翔平投手(31)は「1番・DH」で出場する。この日は投手として先発すると発表されていたが、先発は回避することになった。代わって、エメット・シーハン投手(25)が先発マウンドに上がる。

 試合前にドジャースのデーブ・ロバーツ監督(53)が、大谷の先発回避について説明。「(大谷は)昨日は体調不良だった。週末のどこかで投げる。投球の負荷を考えれば、無理をさせるところではない」などと語った。

 この日は連勝をかけて先発マウンドに上がるはずだった。前回登板した8月27日のレッズ戦は5回2安打1失点、9奪三振で右肘手術から749日ぶりの勝利を挙げており、2試合連続の白星に期待がかかっていたが、この日は先発を回避した。

 以下、ロバーツ監督と一問一答。

  ――大谷の登板回避について
 「昨日は一日体調が悪くて、それでもブルペン(投球練習)で投げるために(フィールドに)出ていたけど、気分が良くなくて、彼はトレーナーに報告した。そこで、彼に“打者としては出られるか”と聞いたら、“大丈夫だ”と答えてくれて、それは正しい判断だったと証明された。ただ、キャッチボールやワークアウトは短縮されたし、体調不良で脱水の可能性もある中で、試合で投げる負担を考えたら、無理をさせる価値はないと判断した。ちょうど先発を飛ばす予定だったエメット(シーハン)も控えていたから、代役を立てるのは簡単だった。そして翔平には週末に回ってもらって、数日リカバリーの時間を与えることにした」

――打者としては出場することについて
 「4、5打席に立つ負担と、5イニング投げる負担とでは比べ物にならない。だから昨日の午後の段階で、今週末のどこかで投げてもらうことにして、DHとしては出場するという決定を下したんだ」

 ――明日は予定通り、スネルが先発か
 「明日のスネルは予定通りだ」

 ――大谷の症状について
 「胸から上の不調だった。せき、深いせきをしていた。翔平はとにかく体調が良くなかった。鼻詰まりの症状もあったかもしれない。要は、投球プログラムが短縮されてしまったし、登板となると大きな負担になる。だから段階を踏んでいくことにしたんだ」

 ――他にも体調不良の選手はいるのか
 「いるよ。いるし、うまくマネージしようとしているところだ。ただ、今はあまり体調が万全じゃない選手が何人かいる」

 ――昨日、マイナーで登板した佐々木について
 「5イニングを投げ切ったのは良かったと思う。投手コーチ陣から聞いた限りでは、ボール自体はいいけど、まだ上積みの余地がある。ただ、今後のプランについては答えはわからない」

 ――佐々木が苦しんでいることに驚いているか
 「驚いているよ。才能は間違いなくあるのに、パフォーマンスとして結果が出ていない。もっと球威やキレを上げる必要があると思うし、トリプルAの打者相手ならもっと結果を出すべきだ。今は優勝争いの真っ只中だから、うちの投手陣に入るには緊迫感を持って支配的な投球を見せないといけない。だからこそ、ロウキに対してはある程度の期待値を口にしてもいいと自分は思っている」

 ――体調は万全なのか
 「これまで聞いている限りでは100%健康だと思う。だから、答えは持っていないが、少なくとも体調に問題はないはずだ」

 ――状況が変わらない限り、メジャー復帰はなさそうか
 「大半の決定は結局、選手自身のパフォーマンス次第だ。今の段階ではそういうことになる。繰り返しになるが、今はベストのメンバーで戦わなければならない。ロウキは今年、いろいろ経験しているし、才能もあふれている。ただ、もっと見せてほしいんだ」

 ――アリゾナのチーム施設での調整もあるのか
 「組織全体で協議して、ロウキにとって何がベストか、どうすれば一番力を引き出せるかを考えていくことになると思う」

 ――先発投手の層の厚さによってフレキシブルな起用ができること
 「今の形にはすごく満足している。これはユニークな状況だ。打線に彼(大谷)のバットが必要だから、先発投手たちが柔軟に対応する必要があったけど、みんながそれをやってくれた。その結果、先発投手陣が成長して、後半戦のチームにとって本当に大きな強みになっている。ショウヘイ自身にとってもいい方向に作用していると思う」

 ――クレイトン・カーショー、ポール・スキーンズの似ている点は
 「もちろんクレイトンとは長い時間を過ごしてきたけど、ポールともオールスターで少し一緒に時間を過ごして、すごく好奇心旺盛なところが気に入った。若い年齢ですでにリーグ屈指の投手でありながら、さらに成長しようとしていて、新しいことを取り入れたり、自分の技術を磨こうとする姿勢がある。うちの投手コーチたちともいろいろ話していて、頭を使って学ぼうとしていた。彼にはすごくいいルーティンがあるし、謙虚さも兼ね備えている。一方で、マウンドに上がれば“キラー”になる。そこはクレイトンと共通している部分だ。しっかり育てられた選手だと思うし、木曜に対戦相手として準備するより、味方にいる方が断然いいよ。あの時間を一緒に過ごせたのは本当に特別だった」

 ――スキーンズに似た投手は 
 「クレイトンの速球が100マイル近く出ていた頃を僕は直接見ていないから、正直いないね。あのフィジカルとボールの扱い方を若くしてできる投手は、今まで身近にいなかった。もちろんペドロ(・マルティネス)とも一緒にプレーしたけど、彼とはタイプがまったく違う。偉大な投手たちを見てきたけど、スキーンズのような存在は本当に類がないよ」
(取材・杉浦 大介通信員)

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