阪神・森下翔太 「全力を尽くしただけ」先制適時打で自己最多タイ73打点 VへのカウントダウンM9

[ 2025年8月31日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神3―2巨人 ( 2025年8月30日    甲子園 )

<神・巨>勝利しタッチを交わす森下(中央手前)ら阪神ナイン(撮影・後藤 正志)
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 いよいよカウントダウンだ。阪神は30日、巨人に3―2で競り勝ち、優勝マジックを2つ減らして9とした。森下翔太外野手(25)が初回、中前に先制二塁打。昨季マークした自己最多の73打点に並ぶと、3回、8回にも安打し、今季9度目の猛打賞とした。チームは土曜日に10連勝。今季最多の観衆4万2643人が詰めかけた甲子園で連敗を2で止め、2年ぶりのリーグ制覇への歩みが加速する。 

 2年ぶりのV奪還へ向けて森下は後半戦を前にある目標を掲げていた。「初回に点を取ることですね。先行、逃げ切りの試合を展開できればいい。先に打ちたいです」。2連敗で迎えた宿敵・巨人との第2ラウンドで、その言葉をバットで体現した。

 「チャンスだったので全力を尽くしただけです。いい形でつないでもらったので、しっかり打ち返せて良かったです」

 初回1死二塁。カウント3―1と制球に苦しむ井上の甘く入った146キロを見逃さなかった。低いライナーで伸びた中堅への打球はオコエが懸命にダイビングキャッチを試みたが、その前に落ちて転がった。先制の中前適時二塁打。24試合を残した状態で、昨季マークした自己最多の73打点に到達。キャリアハイの大幅な更新は確実になった。

 「毎年、成績を更新していくというのも区切りとして置いている。まず、(去年の成績に)追いつけたことは良かったと思う」

 続く3回の第2打席では1死一塁から低めに落ちる変化球を拾って左前へはじき返して好機を拡大。次打者・佐藤輝の適時打につなげると、1点リードの8回1死無走者での第5打席では宮原から三塁線を破る二塁打だ。前日の8回には大勢から左翼ポール際へ今季19号ソロ。手に残る好感触をそのままに、今季最多の観衆4万2643人が詰めかけた聖地をフルスイングで沸かせた。

 前日の巨人戦後には都市対抗野球の中継を視聴。東芝に所属する戸塚シニア時代のチームメート・斉藤大輝内野手と、東海大相模時代の同期生・山田拓也内野手がともにJR東日本戦で先発出場していた。試合は8―9で敗れたが、「凄い試合だった。2人とも頑張っていた。社会人野球の一試合に懸ける思いは本当に凄い」と、一発勝負の舞台で奮闘する親友の活躍を目に焼き付け、大きな刺激をもらった。

 7月30日の広島戦以来となる今季9度目の猛打賞で、マジックを9に減らす勝利に貢献。「これ(3安打)を機に乗っていきたいですし、2位のジャイアンツ(が相手)なので明日(31日)も勝ちたい」。試合後の表情からは、さらなる爆発を予感させた。(石崎 祥平)

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