沖縄尚学08年選抜V主将・西銘氏も祝福「凄い。この経験を今後に」

[ 2025年8月24日 05:00 ]

第107回全国高校野球選手権 決勝 ( 2025年8月23日    沖縄尚学3―1日大三 )

08年、沖縄尚学時代の西銘生悟氏
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 沖縄尚学が08年選抜を制した当時の主将で、社会人・Honda野球部の西銘(にしめ)生悟コーチ(34)が後輩の快挙を祝福。また比嘉公也監督(44)の指導が現在の自分を育ててくれたと改めて感謝した。

 チームは5日後に開幕する都市対抗本戦に備え、決勝戦当日はオープン戦の真っ最中。母校の歓喜は少しだけ画面を通じて見たが、西銘の喜びはひとしおだった。

 「凄いの一言。野球をやる高校生全員が最初に目指すのが甲子園。その中でも夏の甲子園は凄く特別で、その最後の一校になれたことは誇りに思うと同時に、この経験を今後に生かしてほしい」。

 比嘉公也監督の教えも思い出していた。沖縄尚学を卒業して16年が経過するが、今でも忘れられないことが2つある。

 当時はグラウンドが校内にあり早朝30分間、校舎周辺をくまなく掃除するのが日課だったがある日、比嘉監督から「西銘、このゴミが見えんのか」と言われたという。「それが悔しくて…。あの人に見えて自分には見えない。本当に小さなゴミか、もしかしてないのかも。でも見つけきれない自分はスキがあるのかって」。

 だから08年選抜での一言がうれしかった。優勝セレモニー、表彰式など行事を終え、甲子園を引き上げる際、西銘が通路のゴミを拾い上げると「お前たち、まだまだ成長するな」と言われた。「浮かれてないという意味だと思います」

 もう一つはレスポンス(反応)だ。西銘氏とチームを支えた伊志嶺大地副将(当時)が盗塁のスタートが切れず、悩んでいる時期があった。すると比嘉監督は即座に「レスポンスが遅くなったぞ」と指摘した。たとえばグラウンドにOBが来た時、来訪者に気づきイスを差し出すタイミングが遅れている。つまり周囲の現象に素早く気づき動く能力がなくなっている。だから盗塁もできない。「気づき」がないわけだ。

 技術より、人間として成長できた沖縄尚学の2年半だった。「それが野球に絶対つながるということを教わった。今の自分に生きていると思います」と懐かしそうに振り返った。
 

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