【甲子園】日大三 号泣…優勝あと一歩 エース近藤、後輩に夢託す「自分たちを超えてもらわなきゃ」

[ 2025年8月24日 05:00 ]

第107回全国高校野球選手権最終日・決勝   日大三1―3沖縄尚学 ( 2025年8月23日    甲子園 )

<日大三・沖縄尚学>優勝ならず泣き崩れる日大三ナイン(撮影・北條 貴史)
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 四方が沖縄尚学を応援する独特の雰囲気の中、日大三は戦い抜いた。夏の決勝は3度目で初黒星。涙を流す選手が多い中、自校の一塁側アルプス席のみならず、外野、三塁側アルプス、バックネット裏に深々と頭を下げると、甲子園からは温かい拍手が送られた。主将の本間律輝(3年)は「最後は戦った相手として認められた感じがして、本当にやってきてよかった」と胸を張った。

 エース・近藤優樹(3年)は今大会全5試合で投げた。決勝は6回途中から3番手で登板し、4回を投げて5安打1失点。「気持ちがつながらなかった部分があった。これからもっと成長しなきゃいけない」と振り返り、「今までやってきた中でも、しつこい野球をしてきた。全部自分たちの1つ上を行ってたから優勝したのかな」と沖縄尚学を称えた。

 7回2死一塁のフルカウントから内角に投げ込んだ直球は右打者の肘当てに当たった。ストライクゾーンを通ったとして一度はストライクの判定。一塁ベンチに駆け足で戻った。直後に判定が死球に覆り、動揺しても後続を三ゴロに仕留めた。11年夏以来の優勝の夢は後輩に託し、「自分たちを超えてもらわなきゃ困る。自分たちがやってきたことを(次の代に)教えながら頑張ってほしい」と背中を押した。

 今大会2本塁打で注目を集めた2年生4番の田中諒は、走者を置いた3打席を含めて4打席凡退の不発。「力みが出た。重圧や打つしかないという思い、迷いがあったかもしれない」と涙が止まらず、「最後は気持ち。また決勝の舞台に戻ってきて優勝したい。新チームは自分が引っ張る」と誓った。深紅の優勝旗を目指す旅が新たに始まった。(小林 伊織)

 ▼日大三・三木有造監督 物凄く成長して、よくここまで来た。(就任した23年春に入学した現3年生は)よく(バットを)振ってくれた。もっと振って選手を育てていきたい。

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