【甲子園】山梨学院が夏初8強 二刀流・菰田 サウナトレで暑さ克服?150キロ零封&3安打3打点

[ 2025年8月17日 05:00 ]

第107回全国高校野球選手権第11日・3回戦   山梨学院14―0岡山学芸館 ( 2025年8月16日    甲子園 )

<岡山学芸館・山梨学院>5回、三塁打を放ちガッツポーズの山梨学院・菰田(撮影・亀井 直樹)
Photo By スポニチ

 3回戦4試合が行われ、山梨学院が岡山学芸館に14―0で大勝して初の8強へ進んだ。「7番・投手」の菰田陽生投手(2年)が今夏最速の150キロを計測して5回2/3を1安打無失点に抑え、打撃でも3安打3打点と投打の活躍を演じた。抽選があった準々決勝では、昨夏王者で逆転で勝ち上がった京都国際と激突。日大三(西東京)と関東第一(東東京)も8強入りし、15年ぶりの東京対決が決まった。

 獲物を狩る熊のように荒々しく駆けた。5回2死二塁。菰田が放った痛烈な打球は一瞬で遊撃手の頭上を越えて左中間を転がった。大きな歩幅で飛ばし三塁に滑り込むと、歓声と拍手が待っていた。

 「甲子園の舞台で、自分のプレースタイルを存分に発揮できて、よかったと思う。これを継続できるように頑張っていきたい」
 初戦は無安打とさび付いていた「打の刃」が輝きを放った。4回は中犠飛、5回は左中間への適時三塁打、8回は左前適時打で3安打3打点。左足を開き気味に踏み込む「アウトステップ」に修正したことで窮屈さを解消し、「芯で捉えて打つことができた」とうなずいた。

 投球では敵なしだ。今夏初めて「大台」の150キロを2度計測した直球を軸に5回2/3を1安打無失点。味方打線の大量援護を呼んで初の8強入りに導き「少しでも長く3年生と試合をしたい」と力強かった。

 来秋ドラフトの目玉とされる大器には一つ弱点があった。1メートル94、100キロの肉体は無限のパワーを秘める一方、体力の消耗も激しい。山梨大会ではあまりの暑さに直球が140キロ台を切ることもあり、寒い地域に棲息する「ホッキョクグマ」のあだ名がついた。

 暑さに強い「マレーグマ」に変身するため、2番手で3回無失点だった左腕・檜垣瑠輝斗(2年)と山梨学院の練習場から約2キロにある「源泉湯 燈屋」に通った。100度近いサウナに7分×5セットも入り、暑さ対策は「ととのった」。

 気温34度の猛暑もサウナに比べれば60度以上低い。「今日は暑かったけど、自分のピッチングができた」と効果てきめんだった。弱点を克服した熊に怖いものはない。次の獲物は前年優勝校の京都国際に決まった。(柳内 遼平)

 ◇菰田 陽生(こもだ・はるき)2008年(平20)12月21日生まれ、千葉県出身の16歳。御宿小では九十九里リトルリーグ、御宿中では千葉西リトルシニアに所属。50メートル走6秒4、遠投100メートル。憧れの選手はドジャース・大谷。自己最速152キロ。1メートル94、100キロ。右投げ右打ち。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2025年8月17日のニュース