【甲子園】北海 初戦敗退もスーパー1年生森が自己最速147キロ計測!「来春は150キロ」

[ 2025年8月12日 05:00 ]

第107回全国高校野球選手権第6日1回戦   北海7―10東海大熊本星翔 ( 2025年8月11日    甲子園 )

東海大熊本星翔に敗れ、甲子園を去る北海ナイン
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 全国最多41度目の出場の北海は東海大熊本星翔に敗れ、初戦で姿を消した。5投手が登板した中で、先発した1年生右腕の森健成が初回に自己最速の147キロをマーク。同校の1年生投手としては夏の甲子園で58年ぶりの登板となった。確かな手応えと悔しさを感じ取ったスーパー1年生は、来春の選抜で「150キロ」を超えることも誓った。

 北海の41度目の夏は、初戦で幕を閉じた。5回に5長短打で3点差を追いついたが、7回に失策が絡んで6失点。相手を上回る14安打を放ちながら、5失策が響いた。敗戦の中で、背番号13の1年生・森が輝きを放った。初回、1番・福島に対して2球続けて147キロをマーク。自己最速を3キロ更新した。観客からどよめきが起きた。四球を足掛かりに3連打などで初回に2点を失ったが、2、3回は無失点。その後も140キロ台中盤を連発し、課題と収穫の51球でマウンドを譲った。

 「マウンドに上がってからは緊張はなかった。“自分の投球をしないと”という気持ちだった。初回の球のバラつきをもっと修正できたら」

 3回4安打2失点ながら、鮮烈デビュー。夏の甲子園で北海の1年生登板は、67年丸山幸補以来58年ぶりで、1年生としては05年夏中田翔(大阪桐蔭)の146キロを超え、06年夏に伊藤拓郎(帝京)がマークした148キロにも肉薄した。

 地元の高校で甲子園に出て日本一になりたいと、北海に入学した。初めての甲子園を終えた1メートル70右腕は「北海道を背負う投手になりたいし、世代を背負う投手にもなりたい」と今後を見据えた。投手として目指す姿がさらに明確になった1年生に、平川敦監督は「森の一番の力強い直球を投げてくれたし、登板した投手がそれぞれ持ち味を出してくれた」と振り返った。

 涙が止まらない3年生たちの中で、森の目に涙はなかった。「この経験を生かして(3年夏までの)5回甲子園に出られるように頑張りたい。来年の選抜(甲子園)に出て150キロを投げたい」。この日つかめなかった勝利と目標をクリアするために、さらに成長して聖地に戻ってくる。(竹内 敦子)

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