ソフトバンク野村勇 11試合ぶり10号&自己最多4打点で堅首貢献「久々に芯に当たりました」

[ 2025年8月7日 06:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク12-3ロッテ ( 2025年8月6日    ZOZOマリン )

<ロ・ソ(16)>5回、3ランの野村はナインの出迎えを受ける (撮影・西川祐介)
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 ソフトバンクは野村勇内野手(28)が、ルーキーだった2022年に並ぶ自己最多の10号3ランなど猛打賞に自己最多4打点と大暴れ。2年ぶり「5番」に起用された牧原大成内野手(32)も1号2ランなど、3安打5打点。打線は今季最多&先発全員の17安打で12得点。先発の大津亮介投手(26)は6回2失点と粘り、2勝目を飾った。敗れれば首位陥落危機だったが、心配無用の圧勝だった。

 バズーカのような打球は、ZOZOマリンの左中間スタンド中段まで飛んだ。野村が1年目だった22年に記録した自己最多に並ぶ10号3ランを放った。

 「久々に芯に当たりました。前の打席でいい形(適時打)が出たのでいいイメージで打席に入ることができました」

 4回2死二塁、左前適時打でリードを3点に広げると、5―0の5回2死一、二塁の3打席目だった。昨季まで同僚だった石川柊の高め直球を振り抜くと7月20日の西武戦以来11試合ぶりの一発。4月11日に1号を放ったZOZOマリンで、過去の自分に並んだ。

 球団の新人選手が2桁本塁打を記録したのは1939年の鶴岡一人(南海)以来だった。ただ、23、24年は打率1割台に低迷。理由は、分かっていた。

 「基本的に真っすぐしか打ってなくて、得点圏打率も低かった。今年に入って変化球を打てるようになった。そこが大きい」。打撃練習では4月から球種をミックスして打ち続けて、本拠地では相手投手の球筋を正確に再現する打撃マシン「トラジェクトアーク」で変化球を対策し続けた努力が実を結んだ。

 試合前練習での近藤の助言も効果的だった。「近藤さんにアドバイスもらったんで意識をしてやった。“顔が(球に)近づいているから遠くを見れば”と。やったら打てました」。天才打者の“眼力”も凄いが、それをすぐ実行できるのは状態がいい証拠である。

 今季5度目の猛打賞にプロ4年目で最多の4打点だ。先発全員安打のチームは今季最多17安打に12得点。デーゲームで日本ハムが快勝した結果を受けた一戦で快勝し、首位の座はがっちり守った。

 小久保監督は力をつけてきた背番号99について「低めを振らなくなったのがすべて」と称えた。自主トレの師匠である今宮は左脇腹痛から来週にも実戦復帰の見通しだが、遊撃を簡単には譲らない存在感を増してきた。

 「(10本は)まだ、タイなので早く超えられるように。もっと打てるように頑張っていきたい」と言った。成長してレギュラーをつかみつつある男の意欲みなぎる目だった。
  (井上 満夫)

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