【甲子園】大体大浪商・安田智樹主将 戦後80年…野球できる幸せかみしめながら開会式の先導役

[ 2025年8月6日 05:30 ]

第107回全国高校野球選手権第1日 ( 2025年8月5日    甲子園 )

<全国高校野球選手権 開会式>入場行進の先導役を務める大体大浪商・安田智樹主将(撮影・北條 貴史)
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 【熱闘博覧会】 大体大浪商(大阪)の安田智樹主将(3年)が開会式の先導役を務めることになったのは、前身の浪華商が太平洋戦争による中止を経て再開された46年第28回大会で優勝したことが理由だ。戦後80年の節目の年。平和への願いがこめられた。

 「まだ世界で紛争なども起きていて、自分たちが安心して野球ができて、安心できる生活をできていること自体が幸せだな、と」

 コロナ下で普通に野球ができない期間も味わった世代。小学校最後の大会は中止になった。「大好きな野球がいきなりできないというのはしんどかった」と当時を振り返る。

 野球を存分にやれた最後の夏。「声だったり、周りを見る力を客観的に見るところが自分の役割だと思う」。部員99人をまとめるべく動いた背番号「13」の主将。大阪大会は出場機会のないまま3回戦で敗れた。野球は、ここでひと区切り。進路は就職を予定する。

 「形は違いますが、甲子園の舞台に立てたことは大きな経験。浪商高校の後輩にも伝えたい」。そう話すと、瞳が潤んだ。 (石塚 徹)

 ◇安田 智樹(やすだ・ともき)2007年(平19)7月3日生まれ、岡山市出身の18歳。岡山市立御南中出身で、大体大浪商では内野手を務める。1メートル77、78キロ。右投げ右打ち。

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