【高校野球】吉田孝司氏 ナイター開催となった開幕戦 「薄暮フライ」から目が離せない

[ 2025年8月6日 05:00 ]

第107回全国高校野球選手権第1日 1回戦   創成館3―1小松大谷 ( 2025年8月5日    甲子園 )

<創成館・小松大谷>19時を回った甲子園球場(撮影・五島 佑一郎)
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 【吉田孝司の目】巨人の捕手としてV9に貢献し、DeNAでスカウト部長を務めた吉田孝司氏(79)が、ナイター開催となった開幕戦を分析した。現役時代は伝統の一戦を戦った夜の聖地で、新時代の高校野球について言及した。

 史上初のナイターとなった開幕戦。最も注意したいのが薄暮のときのフライだった。この試合では高く上がった難しいフライはなかったが、太陽が沈みかけた同時間帯のフライは見失いやすい。

 甲子園はファウルグラウンドが広く、浜風が吹くので余計に難しい。私も現役時代に経験があるが、打球が上がって落下地点まで目を切って走り、再び探すともうボールは見えない。ボールから目を離さないで追うことが重要。それでも見失ったときは声を出し、ジェスチャーで合図して近い野手に助けてもらう。捕手だった私はよく一塁の王さん、三塁の長嶋さんに助けてもらった。「ヨシ、いいよ。オレはうまいから捕ってやるよ」。長嶋さんに掛けられた言葉は今も忘れない。

 完全に日が落ちると照明で打球が浮かび上がって、逆によく見える。ただ、慣れてない選手は捕りに行って体が伸びてミスにつながる。フライは必ず落ちてくるから、両膝に余裕を持って落ちてきたところを捕ればいい。今後もナイターの好試合を期待したい。

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