阪神・村上頌樹 「修正できた」9勝 プロ最短KOから眠れぬ夜も…切り替え大事に ピンチも粘った

[ 2025年7月31日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神5―0広島 ( 2025年7月30日    甲子園 )

<神・広>力投する村上(撮影・北條 貴史)
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 ピンチでギアを上げ、踏ん張った。60年ぶりとなるシーズン23度目零封勝利。その先陣を切った阪神・村上は6回5安打無失点と先発の役割を果たし、9勝目を手にした。

 「ピンチ、ピンチでしんどかったんですけど、野手の方々に守ってもらって、助けられたゼロだったと思うので、良かった」

 尻上がりに調子を上げた。初回は2死一、二塁とされながら、坂倉を直球で中飛に仕留めた。続く2回には1死満塁という最大のピンチを招いたものの、相手一塁走者・大瀬良の判断ミスにも助けられ、遊直併殺でしのいだ。本来のリズムを取り戻した3回は緩急を巧みに操り、3者凡退に料理。得意の60キロ台のカーブを投げるたび、歓声に包まれた。結果的に要所を締め、「監督とも話したり、いろいろしながら修正できた」とうなずいた。

 悔しくて、眠れない夜があった。11日ヤクルト戦(甲子園)では2回までに8安打を浴び自己ワースト6失点。先発としてプロ最短降板を余儀なくされた。わずか47球で終わったマウンドを悔やみ、自責の念に駆られた。

 「この前は、あまり寝られなかった。やっぱり“あの時は、ああすれば良かったな”とか、いろいろ、そういうことを考えて振り返ってしまって…」

 それでも弱気な心を翌日に持ち越すことはなかった。7勝11敗に終わった昨季の反省からだ。「(気持ちを)引きずってうまくいかなかった」経験を踏まえ、今季は「こういう時もあるよな。忘れてやるのが一番かな」と楽に考える。すると自然と気持ちを切り替えられるようになった。

 これで23年の自己最多10勝に王手。白熱する最多勝争いはリーグ単独2位に浮上した。

 「自分の仕事をできるようにしていけば、勝ちも転がってくる」

 Vロードを突き進む後半戦。もう一段、ギアを上げて駆け抜ける(山手 あかり)

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