【高校野球】仙台育英2年ぶり聖地 吉川7回零封で導いた 父は元バレー女子代表監督、母は元代表リベロ

[ 2025年7月29日 05:00 ]

第107回全国高校野球選手権宮城大会決勝   仙台育英10―0東北学院榴ケ岡 ( 2025年7月28日    楽天モバイル )

<仙台育英・東北学院榴ケ岡>甲子園出場を決めてポーズをとる仙台育英の選手たち(撮影・篠原岳夫)
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 ライオン軍団が甲子園に帰ってくる。仙台育英のプロ注目左腕・吉川陽大(あきひろ=3年)が、自己最速まで1キロに迫る146キロを計測した直球、スライダーを軸に7回3安打無失点。6連続を含む11奪三振の快投で、2年ぶり31度目の夏聖地に導いた。

 「絶対にバッターを抑える気持ちをずっと持っていた。甲子園への思いが本当に強かったので、みんなが一体になれたと思います」

 準優勝した23年夏を最後に、3季遠ざかっていた甲子園。22年夏に東北勢初の甲子園優勝に導いた須江航監督は「遠い、遠い、甲子園にようやくたどり着けた。10年くらい行けなかった感覚」と振り返った。昨夏、涙をのんだ決勝で輝いたのは名将の秘蔵っ子だ。元バレーボール女子日本代表監督の父・正博さん(62)、バレーボール日本代表のリベロだった母・博子(54)さんを両親に持つ吉川。中学時代は神奈川で無名の存在だったが、他の投手を視察しに訪れた須江監督の目に留まった。「体のバネ、勝負根性。伸びしろを感じました。流れている血が未来を描けた」。入学後に上昇カーブを描いて、最速147キロのドラフト候補に成長。視察した巨人・水野雄仁編成本部長代理は「甲子園でもっと見たい投手です」と評価した。

 横浜(神奈川)、山梨学院、健大高崎(群馬)などとともに優勝候補として名前が挙がる。だが須江監督は「身の丈にあった野球を組み立てることが大事。優勝候補のドレスコードは健大さんや横浜さんに着てもらって、ウチはTシャツとジーパンの普段着で“失礼いたします”という感じ」と普段着野球で2度目の頂点へ向かう。(柳内 遼平)

 ◇吉川 陽大(よしかわ・あきひろ)2007年(平19)12月28日生まれ、横浜市出身の17歳。小3から茅ケ崎エンデバーズで野球を始め、仙台育英では2年春からベンチ入り。好きな言葉は「枕に悩みを持ち込むな」。1メートル76、72キロ。左投げ左打ち。

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