【高校野球】広陵が3年連続26度目の夏切符 堀田昂佑が10回完投&9回に同点打

[ 2025年7月27日 06:00 ]

第107回全国高校野球選手権広島大会決勝   広陵2―1崇徳 ( 2025年7月26日    電光石火きんさいスタジアム三次 )

<崇徳・広陵>甲子園出場を決めた広陵ナイン
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 第107回全国高校野球選手権大会(8月5日開幕、甲子園)の広島大会は26日、決勝を行い延長10回タイブレークの末、広陵が2―1で崇徳を下し3年連続26度目の甲子園出場を決めた。背番号10の堀田昂佑(3年)が102球で10回5安打1失点完投。今夏はスター不在の中で結束を強め、抜群のチームワークで頂点に上り詰めた。

 チーム一丸で夏3連覇を達成した。2年前は高校通算62本塁打の真鍋慧(現大商大)を擁し、昨年はU18侍ジャパンにも選出されたエース高尾響(現トヨタ自動車)がけん引して甲子園切符をつかんだ。今夏は絶対的な存在こそ不在だったが、総合力では負けていない。中井哲之監督も「最後まで自分たちの野球をやり抜いた。選手たちを褒めてあげたい」と称えた。

 0―0の7回、今年4月のU18日本代表候補選手の強化合宿に参加した右腕の堀田昂佑が連打で無死一、三塁のピンチを招き中犠飛で先制を許した。それでも9回、1死一塁から代走の空輝星(3年)が二盗に成功。「他の選手が頑張ってくれていた。自分が弱気になったら話にならない。強気でいった」と主将の意地で好機を拡大すると、2死後、堀田が左翼フェンス直撃の同点二塁打。延長10回は無死満塁から大下陽輝の三ゴロ併殺打の間に勝ち越し、堀田がリードを守り切った。

 「自分たちの代は、個々の力では勝てないので、本当にチーム一丸となってやってきた」と空。結束を象徴する出来事もあった。チームメートの榊原幸道(3年)の母・かおりさんが今年に入ってがんで入院。3年生部員、マネジャーが立ち上がり、指導者、部員164人全員が一夜で千羽鶴を作り病室に届けた。余命数日の宣告を受けていたかおりさんは約2カ月後に亡くなったが、ナインの気遣いに榊原は「ありがとう」と目を潤ませた。

 中井監督も「素晴らしいコーチ陣がいて、それを認めた家族がいる。一生懸命チームのためにやってくれているスタッフに感謝です」と頭を下げた。コーチ、チームスタッフ、保護者も一緒に戦っている。そんな“チーム広陵”の結束が実を結んだ一日となった。  (長谷川 凡記)

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