【高校野球】未来富山 最速145キロのプロ注目左腕・江藤蓮が7回2失点で13奪三振

[ 2025年7月20日 06:00 ]

第107回全国高校野球選手権富山大会3回戦   未来富山10―2高岡第一 ( 2025年7月19日    黒部市宮野運動公園野球場 )

<未来富山・高岡第一>先発して力投する未来富山・江藤(撮影・河合 洋介)
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 最速145キロを誇る未来富山のプロ注目左腕・江藤が13奪三振で7回2失点と力投し、8強進出に貢献した。「直球を待たれていても打たせないという気持ちで投げました」。球質の重さを感じさせる剛球は、NPBスカウトのスピードガンで143キロを計測。8―2の7回1死一、三塁から2者連続空振り三振を奪うなど昨秋北信越大会4強の強力打線から奪三振ショーだ。

 創部8年目の通信制高校に出現した剛腕が注目を集めている。2年生エースだった昨夏の富山大会で準決勝進出に導き、今年4月には高校日本代表候補の強化合宿に招集された。今回はNPB6球団のスカウトが熱視線を送り、竹内孝行球団本部副本部長ら幹部2人で視察した阪神など複数球団が編成幹部クラスを派遣。ロッテの榎康弘スカウトディレクターは「体に力があり、投球フォームのバランスもいい。さらに上げていけるかを見ていきたい」と期待した。

 通信制の「アスリートコース」に所属する硬式野球部は、午前11時30分に授業が終わり、午後1時から練習に励む。「ずっとプロを目指してきた」と言う江藤は、故郷の長野を離れて富山での寮生活を決断した。入学時に65キロだった体重は87キロまで増量。土台を鍛え直すと、中3で128キロだった自己最速が145キロまで上昇した。

 今秋にはプロ志望届を提出予定で「育成なら大学進学」と支配下指名を目指している。打っても3安打1打点と投打にセンス抜群。「主力として、僕が打って抑えます」。春夏通じて初の甲子園出場へ、通信制のエース兼4番が勢いに乗った。 (河合 洋介)

 ◇江藤 蓮(えとう・れん)2007年(平19)5月19日生まれ、長野県須坂市出身の18歳。小2から須坂マイナーで野球を始める。小4から豊野アップルズ、中学では千曲ボーイズに所属。未来富山では1年春から背番号18でベンチ入りし、1年秋から背番号1。1メートル80、87キロ。左投げ左打ち。

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