ロッテ・上田希由翔“プロ1号”雨で幻に…豪快2ランもコールド「記憶に残ったからいいんじゃないですか」

[ 2025年7月18日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ2―2ソフトバンク ( 2025年7月17日    北九州 )

<ソ・ロ>6回、勝ち越し2ランを放った上田だったが、降雨コールドで幻に(撮影・成瀬 徹)
Photo By スポニチ

 6回の攻撃中に雨が激しくなり、2度目の中断。12分後に降雨コールドを告げられ、ロッテ・上田は両手で頭を抱え、残念そうな表情を浮かべた。幻に終わった待望のプロ1号。「最初全然(コールドと)思わなくて、ベンチでみんなと話してて、あっ(6回が)成立しない。やばいっていう感じで。でも、記憶に残ったからいいんじゃないですか」。ロッテファンの「希由翔(きゅうと)コール」には笑顔で手を振って応えた。

 2―2の6回無死一塁から川口の133キロのフォークを捉え、右翼ポール際へ勝ち越し2ラン。雨の中で攻撃が止まらず、さらに2点を奪って2死満塁の場面で止まった。試合は成立したものの、6回表の攻撃はなかったものとして5回終了の2―2で引き分け。2年目で初めて1軍で放った本塁打も記録からは消えた。

 くしくも母・恭代さんの実家が北九州市で球場近くの病院で生まれたという。母方の祖父が生観戦。「久々に野球やってるところを見せられたかな」。記録には残らなくても祖父の記憶にはしっかり焼き付く一発だった。

 23年ドラフト1位。1年目の昨季は21試合の出場にとどまり、開幕1軍入りした今季も4月下旬から2軍暮らしだった。15日に再昇格して存在感を示し、「マリンで打てたらいいかな」と“打ち直し”を誓った。(大内 辰祐)

 ≪ヤクルト・ホーナー以来38年ぶり4人目珍事≫上田(ロ)の本塁打は6回表の記録が無効となったため幻に。今回のようにコールドゲーム規定により本塁打が取り消しとなったのは、49年4月27日大映戦の山川喜作(巨)、84年7月19日西武戦の簑田浩二(阪急)、87年8月9日阪神戦のホーナー(ヤ)に次いで38年ぶり4人目。過去の3人は既に本塁打を記録しており、こうしたケースでプロ初アーチが幻になったのは初めてだ。

 ◇野球規則7・01正式試合(g)(4)【注】正式試合となった後のある回の途中で球審がコールドゲームを宣した時、次に該当する場合はサスペンデッドゲームとしないで、両チームが完了した最終均等回の総得点でその試合の勝敗を決することとする。

 (1)略(2)ビジティングチームがその回の表でリードを奪う得点を記録したが、表の攻撃が終わらないうち、または裏の攻撃が始まらないうち、あるいは裏の攻撃が始まってもホームチームが同点またはリードを奪い返す得点を記録しないうちにコールドゲームが宣せられた場合。

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2025年7月18日のニュース