昨夏4強の近大福岡は初戦敗退 マネジャーから転身し、ノックも務めた女子学生コーチは「やってよかった」

[ 2025年7月10日 19:30 ]

<近大福岡・豊国学園>敗れた近大福岡ナイン(撮影・成瀬 徹)
Photo By スポニチ

 昨夏、創部初の4強入りに沸いた近大福岡高校の野球部には、チームを支える女子の学生コーチがいる。マネジャーとして入部した飯島あさひ(3年)さんだ。

 8学年上の兄の影響で野球が身近な存在だった。中学校ではソフトボール部に所属。高校で野球部のマネジャーをやるか、ソフトボール部がある学校に行くかで悩んだ末、「中学3年の時にセンバツの21世紀枠(推薦校)に選出された」近大福岡でマネジャーをやることを決断した。

 1年生の終わり頃に肘井利一監督から「学生コーチ、やってみないか」と打診を受けると、「興味があった」ため受諾。日頃は練習メニューの確認や時間帯の調整などを行い、練習ではノックも打った。

 3年になると、2年生時はできなかったこともできるようになった。

 「公式戦では部員と同じ公式ユニホームを着て、試合前はノックもできた」

 最後の夏、初戦(2回戦)の豊国学園戦、昨夏は監督が行った試合前のノックを飯島さんが担当した。試合中は公式ユニホームを着用し、スタンドで部員らと声をからした。

 「キツくて大変だけど、マネジャーでは経験できなかったこともできてやりがいがある。選手や指導者により近くで関われて、入部した頃よりもいい経験をさせてもらっています」

 昨年の大躍進の再現はならず、今年は初戦敗退。肘井監督が「毎日手にマメをつくってノックを打ってくれた。今のチームがあるのは学生コーチ、マネジャーのおかげ」と話せば、主将の辰嶋開も「ノックを打ってくれたり、選手のまとめ役。子供たちの監督みたいな存在でした。本当にありがたかった」と感謝した。

 「(学生コーチ)やって良かったです!」チームを支えてきた飯島さんの最後の夏が終わった。

続きを表示

この記事のフォト

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2025年7月10日のニュース