神村学園高伊賀の二刀流・西川が投打に大活躍で快勝発進 NPB9球団16人のスカウトに猛アピール 

[ 2025年7月8日 05:00 ]

第107回全国高校野球選手権 三重大会1回戦   神村学園伊賀10-2亀山 ( 2025年7月7日    ドリームオーシャンスタジアム )

<神村学園伊賀・亀山>2回2死二塁で右翼線へ適時二塁打を放つ神村学園伊賀・西川(撮影・河合 洋介)
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 第107回全国高校野球選手権大会(8月5日開幕、甲子園)の地方大会が7日、各地で行われた。三重大会では、神村学園高伊賀が亀山に10―2の7回コールド勝利で初戦突破した。プロ注目の西川篤夢内野手(3年)は「1番・投手」で先発出場し、打っては3安打1打点、投げては自己最速タイの145キロをマークするなど躍動。視察したNPB9球団16人のスカウトに猛アピールした。

 創部6年目の新鋭校に現れた投打二刀流の西川は、ドジャース・大谷翔平らと同じ「1番・投手」として駆け回った。「体力的にしんどいけど、主将としてチームの先頭に立たないといけない。暑さを気にせず全力でできました」。投手として自己最速に並ぶ145キロを計測するなど4奪三振で4回2失点。打者としては木製バットで初回先頭で左前へ、2回2死二塁では右翼線へ適時二塁打、5回には中前へと打ち分ける打撃技術を見せた。

 発展途上と言える同校は3年生が6人しかおらず、三重大会は秋春ともに地区予選敗退に終わった。遠投110メートルを誇る強肩遊撃手の西川は、エース不在のチーム事情を救うべく昨秋から投手に本格挑戦する。すると140キロ台を連発し、非凡な潜在能力でドラフト戦線に浮上した。夏初戦には9球団のスカウトが集まり、4人態勢を敷いた巨人の榑松伸介スカウトディレクターから「投球を見ても野球センスの高さを感じる」と評価された。

 中学時代に所属した大阪箕面ボーイズでは、4番として今春選抜準優勝を果たした智弁和歌山(和歌山)の福元聖矢(3年)ら逸材の影に隠れ、自身は二塁手として下位打線を担う無名選手だった。「プロ野球選手に憧れていたけど、中学までは注目されるような選手ではなかった」。地元の伊賀市にある高校に進学すると、一日2、3時間の自主練習に励んでプロ注目選手にまで成長した。「一日でも長く試合をして恩返しをしたいです」。投打二刀流の原石は、三重から全国まで届くような光を放っている。(河合 洋介)

 ◇西川 篤夢(にしかわ・あつむ)2007年(平19)12月28日生まれ、三重県伊賀市出身の17歳。小3から緑ルーキーズで野球を始めて三塁手。小5からは稲沢中央ボーイズ、中学では大阪箕面ボーイズに所属。夢道場の中3アカデミーを経て、神村学園高伊賀に入学。1年春から背番号7でベンチ入りし、1年秋から背番号6。50メートル走5秒9、遠投110メートル。1メートル83、76キロ。右投げ左打ち。

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