6球種操る2年目右腕シュウェレンバックが球宴へ前進 躍進の裏に“進化したフォーシーム”あり

[ 2025年6月24日 12:49 ]

ブレーブスのスペンサー・シュウェレンバック投手(AP)
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 ブレーブスのスペンサー・シュウェレンバック投手(25)が23日(日本時間24日)のメッツ戦に先発登板、7回を投げて4安打2失点で、チームを3対2の勝利に導いた。これで今季の成績は6勝4敗、防御率3.21となっており、オールスター選出の可能性も膨らんできた。

 シュウェレンバックはこれまで地区のライバル、メッツ戦を得意としており、5試合で防御率2.06、いずれも7回を投げ切っている。チームはそのうち4勝1敗。唯一の敗戦は2024年レギュラーシーズン最終戦で、8回にブルペンが崩れたものだった。

 ベテランのクリス・セールがケガで少なくとも8月まで離脱する可能性がある中、ブレーブスはシュウェレンバックに頼る。今季メジャー最多の103回2/3を投げ、ナ・リーグ投手の中でWHIPが0.99で3位につけている。

 シュウェレンバックの強みは6球種を操れること。フォーシーム、スライダー、スプリッター、シンカー、カーブ、カッターである。ネブラスカ大学時代は、投手よりもショートとしてのプレータイムが長かった。これは肘のケガもあったが、OPS.829という優れた打撃成績が理由だった。大学3年生時にはリリーフとしてオールアメリカンに選出され、それがきっかけでブレーブスにより2021年のドラフト2巡目で指名された。その直後、トミー・ジョン手術を受け、プロ初登板は2023年まで待つことになった。マイナーでは24試合に投げただけで、2024年にメジャーデビュー。24年は21試合に先発して8勝7敗、防御率3.35。そして今年はオールスター候補である。

 大リーグ公式サイトがシュウェレンバックの良さを説明している。最大の武器はフォーシーム。今季は縦の変化量が増え、誘導垂直変化(重力の影響を除外したスピンによる縦変化)が2インチ増加し、平均以上の縦変化を持つ球に進化した。さらに、平均より低いリリースポイント、プラスの球速、高いコースへのコントロールが加わり、フラットな縦方向の進入角(Vertical Approach Angle)を実現。これにより、フォーシームが空振りを取れる球になった。2024年は空振り率:20.3%だったのに、2025年は27.7%である。この球を軸、スライダー、カーブ、スプリットで30%台の空振り率を誇る。相手によって柔軟に球種配分を変えられる。ブレーブスは36勝41敗と苦しいシーズンだが、シュウェレンバックがチームを支えている。

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