広島 代打・奨成が4回2死満塁から逆転V二塁打! 交流戦連勝締めで貯金生活&2位タイ浮上

[ 2025年6月23日 05:45 ]

交流戦   広島5―2楽天 ( 2025年6月22日    マツダ )

<広・楽>お立ち台で坂倉(右)に水をかけられる中村奨(撮影・岸 良祐)
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 広島は22日、楽天戦(マツダ)に5―2で勝利し、2連勝で4カードぶりの勝ち越しを決めた。9勝9敗で交流戦の全日程が終了。2点を追う4回2死満塁で先発・森に代わって代打出場した中村奨成外野手(26)が走者一掃の逆転二塁打を放って勝利へと導いた。新井貴浩監督(48)の勝負手が見事に的中し、チームは4日ぶりに貯金1とし、リーグ2位タイに浮上した。

 0―2の4回2死満塁。逆転を願うコイ党の視線が代打・中村奨に集まる中、期待に応えた。先発左腕・藤井が投じた初球のツーシームを仕留めた。痛烈な打球は左翼フェンスを直撃する走者一掃の逆転二塁打。送球間に三塁も陥れると、拳を突き上げて大歓声を一身に浴びた。

 「ああいうところで代打を送ってもらうこともなかったので、甘い球を1球で捉えられるようにと思っていた。(外野の頭上を)越えてくれと思って走っていた。3点入ったので良かった」

 嫌な流れをひと振りで変えた。4回は、安打と2つの四球で無死満塁の好機が到来。しかし矢野が空振り三振、菊池も浅い左飛に倒れていた。流れを大きく左右しかねない場面での代打に、自然と気持ちも高ぶった。

 「2死満塁で(右の代打は)堂林さんか、僕かだったので、いつ来てもいいように準備はしていた」

 新井監督も勝負に出た。中盤のターニングポイントで、投手・森に代えて中村奨を送り込んだ。指揮官は「この間も、いい結果を出しているし、あそこはもう(奨成で)」と起用理由を明かした。右打者では堂林も代打の選択肢にあった。それでも最終的には中村奨が19日のソフトバンク戦で代打本塁打を放っていたことや、相手投手のタイプなどを総合的に判断して決断。その勝負手が見事に的中した。

 広陵の3学年後輩にあたる楽天ドラフト1位・宗山の前で、先輩の威厳を示した中村奨は「打てたのでちょっとホッとしている。ムネ(宗山)の前で打てなかったら、年末にどんな顔をして会えばいいのかなと思っていた」と安堵(あんど)。この日はチームメートの秋山が行う「ひとり親家庭」の親子を招待した試合でもあり、母子家庭で育った同じ境遇を持つ身として、秋山の思いに共感。試合前の交流イベントに初参加した。

 「活躍して、(秋山さんみたいに)ああいうことができればいいかなと思う」

 多くの刺激を力に変え、背番号96が勝利に導いた。チームは2連勝で4カードぶりに勝ち越しを決め、リーグ2位タイに浮上。交流戦も勝率5割で終え、27日からのリーグ戦再開へ弾みをつけた。(長谷川 凡記)

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