必殺シュートでブルペン支える巨人・田中瑛 その素顔はファンサービスを誰よりも楽しむ愛されキャラ

[ 2025年6月14日 08:00 ]

ピンチをしのいで雄叫びを上げる巨人田中瑛
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 日本ハムから現役ドラフトで巨人に加入した田中瑛斗投手は、12日までに25試合に登板するなどリリーフ陣では欠かせない存在となっている。右打者殺しのシュートが最大の武器で、その価値を高めたのは5月22日の敵地・阪神戦だろう。

 出番は同点の8回無死満塁で森下を迎えるまさしく絶体絶命。それでもシュートを6球続けて三ゴロ併殺に仕留めると、最後は大山を空振り三振に打ち取り雄たけびを上げた。試合後には「(甲子園の阪神への声援が)むちゃくちゃうるさいなと思って、黙らせてやろうと思って投げました」と報道陣を笑わせた田中瑛。この飾らずに話す姿も魅力の一つだ。

 そして、ファンに喜んでもらえることが何よりうれしい。日本ハム時代は多くの時間を2軍で過ごしたが、今季はキャンプから1軍に帯同。「こんなに応援されてうれしいですよね」といつだって笑顔だ。ファン思いを象徴する行動があった。沖縄キャンプ中だった2月18日、DeNAとの練習試合は移籍後初の実戦登板。しかも先発を託されていたが、練習から引き上げる際にファンへのサインのために笑顔でペンを走らせ「サインならいつだって書きますよ!」と当然のように言ってのけた。

 今季は何度もチームのピンチを救い、その度に包み隠さない言葉で投げられる喜びを語ってきた。「今日はガク震(ブル)じゃなかったですよ」。大ピンチを抑えた後は決まってそう笑う25歳の後ろ姿はいつも頼もしい。(記者コラム・村井 樹)

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