ソフトバンク 高卒3年目左腕の大野稼頭央が2回無失点 松井稼頭央氏から称賛

[ 2025年6月12日 06:00 ]

交流戦   ソフトバンク3―7巨人 ( 2025年6月11日    みずほペイペイD )

<ソ・巨>7回から登板した大野(撮影・成瀬 徹)    
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 ソフトバンクの高卒3年目左腕、大野稼頭央投手(20)が本拠地デビュー戦で好投した。7回からマウンドに上がり、1死一塁で坂本を三ゴロ併殺に仕留めるなど、2回を2安打無失点の好リリーフ。1日のプロ初登板から2試合連続無失点となった。名前の由来となった元西武監督の松井稼頭央氏(49)がテレビ解説で来場した中で躍動。チームが敗れた中で明るい材料となった。

 高卒3年目の大野が本拠地デビュー戦で躍動した。2イニングを投げて無失点。4番手としてマウンドに上がった7回は1死一塁でテレビで見ていたという坂本と対戦した。

 「ザ・プロ野球選手のような感覚で見ていた選手。めっちゃ(“あの坂本さんだ”と)なりました。やばいとか思いながら。でも打たれるのは嫌だしという感じでした」

 特長であるカットボール気味の直球を生かすことを意識し、三ゴロ併殺に仕留めた。8回は1死一、二塁のピンチを招いたがホームを踏ませなかった。小久保監督は「イニングをまたがして少しへばっていたけど、結果ゼロで帰ってきましたからね」と奮闘に目を細めた。

 7回先頭の岸田に対して自己最速の148キロをマークした。昨季は平均で「140とか140に届かないぐらいだった」。カーブとの緩急が生まれ、空振りを奪えるようになった。今季はウエスタン・リーグで5試合に登板し、計7回2/3で15三振を奪い1軍初昇格を果たした。

 球団による体の測定で足首のバネが強いことが分かり、「飛んで投げる感覚」を意識したことが急成長した要因だ。「今年はもう“ぴょんぴょん”みたいな感じで。自分の感覚的に飛んで投げるみたいなイメージで投げるようになりました。しっかり上から叩けるようになりました」。これで1軍2試合で3イニング連続無失点に抑えている。

 不思議な縁だ。プロデビューした1日の楽天戦(楽天モバイルパーク)。2000安打の楽天・浅村への花束贈呈のため「大野稼頭央」の名前の由来である松井稼頭央氏が来場していた。松井氏はこの日もテレビ解説のため来場していた。試合後に偶然を知った左腕は「えっ?知らなかったです」とびっくり。松井氏は「本当に体全部を使って投げますからね。非常に躍動感を感じますよね」と解説の中で称賛した。これまでも注目していたとのことで「今日見られたので次は会えます。会いに行きます」と対面を心待ちにしていた。

 鹿児島・奄美大島からプロの世界に飛び込んだ左腕は今が伸び盛り。さらに成長してチームを支える投手になることを目指す。 (木下 大一)

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