広島・ファビアン 大勝呼んだ口火弾!初回「1ボールだったので積極的にいった」打率&安打数でセ2冠

[ 2025年6月9日 05:00 ]

交流戦   広島10-0西武 ( 2025年6月8日    マツダスタジアム )

<広・西(3)>初回、左越え本塁打を放ったファビアン(撮影・岸 良祐)
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 広島は、西武戦(マツダ)に10―0で勝利し、今季4度目の同一カード3戦全勝を飾った。初回にサンドロ・ファビアン外野手(27)の6号ソロで先制すると、4回には矢野雅哉内野手(26)にも今季1号2ランが飛び出し、打線は今季最多タイの16安打で2桁得点をマーク。先発・森翔平投手(27)は9回7安打で初の完封勝利を飾り、自己最多に並ぶ4勝目を挙げた。

 今季最多タイ16安打10得点と打線が奮起した。口火を切ったのはファビアンだ。初回2死で先発・武内の外角146キロを一閃(いっせん)。左翼席上段に飛び込む6号ソロで先制点をもたらした。

 「カウント1ボールだったので、積極的にいった。いい反応で打てたので良かった」

 5月20日のヤクルト戦以来14試合、59打席ぶりの一撃で勢いづいた。3―0の5回無死二、三塁では2球で追い込まれながらファウルで粘り、フルカウントから9球目、外角のチェンジアップを中前2点打。さらに6回無死一塁では3番手左腕・佐藤隼から左前打を放ち、5度目の猛打賞を記録した。

 打率は試合前の・298から・306まで上げ、再びリーグトップに浮上。5月22日~31日にかけては7試合で28打数4安打、打率・143と下降線をたどったが、冷静な精神状態が再上昇を後押しした。「こういう(調子が悪い)時は焦ってはいけない。結果がダメでも、次の試合のことを考えて、一試合一試合、毎日同じ気持ちで入っていた」。直近は3試合連続マルチ安打で、復調気配が漂う。

 助っ人砲同様、苦しんでいた矢野にも一発が飛び出した。1―0の4回2死二塁。カウント3ボールから武内の内角直球を右翼席に突き刺した。

 「新井監督と藤井ヘッドコーチに(3ボールから)“いっていいぞ”と言われていたので、思い切っていった。打った瞬間に入ったと思った」

 昨季は柵越えの本塁打が1本だけだった男の今季1号に、新井監督も「びっくりした。ナイスホームランだった」と賛辞を贈った。さらに3点を追加した5回1死満塁では中前適時打。この日は今季初の3安打猛打賞と躍動した。打率・215は規定打席に達している打者ではリーグ最低だが、「僕が少しでも塁に出れば、上位打線につながる。もっと意識高くやっていきたい」と貢献を期した。

 チームはマツダスタジアムで23年8月20日の巨人戦以来となる1試合3本塁打をマーク。交流戦での本拠カード全勝も18年の楽天戦以来となった。指揮官は「また来週も、いい1週間になるよう、みんなで頑張っていきたい」と力を込めた。投打がかみ合い上昇気配は十分だ。(長谷川 凡記)

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