原辰徳氏弔辞 忘れられない恩師からの巨人監督指名「長嶋さんの手の熱さに足はガクガク震え…」

[ 2025年6月8日 16:00 ]

長嶋茂雄さんの通夜で弔辞を述べる原辰徳氏(読売新聞社提供)
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 肺炎のため3日に89歳で死去した巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さんの通夜が7日、葬儀・告別式が8日に都内の斎場で営まれた。7日の通夜で巨人前監督の原辰徳氏(66)が弔辞を読み、長嶋さんとの師弟関係について思いを明かした。

 原氏は「指導者としても多くのことを教わりました。野手総合コーチ、ヘッドコーチとして3年間、長嶋監督のそばに立たせてもらいました」と回顧。

 「東京ドームの監督室、遠征に出れば宿舎の部屋で、それこそ長嶋さんが『もう今日はいいんじゃないか』って顔をされるぐらい通いましたよね。本当に全てを学ばせてもらいました。試合中も、移動するバスの中も、常に長嶋さんの後ろが私の定位置でしたから、私ほど長嶋さんの背中を見つめた人間はいないんじゃないでしょうか」と濃厚で特別な関係を表現した。

 そして、長嶋監督から次期監督に直接指名された日を振り返った。「2001年9月27日、広島との試合後です。監督室に呼ばれました。急いで監督室のドアをノックし、開けてみると、すぐ目の前に直立されて、立たれていました。いつもと違う雰囲気に圧倒されていると、『来年から原監督だ。おめでとう』と右手を差し出してくれました」

 「何が起きているかよくわからないままに、両手でその手を握り返しましたが、そのときの長嶋さんの手の熱さに足はガクガク震え、同時に責任の重さを感じました。あれから私なりに一生懸命駆け抜けてきましたが、監督に指名してくれた長嶋さんの期待に応えたことはできたでしょうか」。長嶋さんの監督通算1034勝を超える球団最多の1291勝を挙げた原氏は恩師に問いかけた。 

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