ダイヤモンドバックスの新星マルティネス 100マイル台の速球と予測不能な揺れるスプリットで今季4S目

[ 2025年6月2日 12:55 ]

<ダイヤモンドバックス×ナショナルズ>ダイヤモンドバックスのマルティネス(AP)
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 ダイヤモンドバックスのクローザー、ジャスティン・マルティネス(23)が1日(日本時間2日)のナショナルズ戦で3―1の9回に登板、2三振を奪い、3者凡退で今季4セーブ目を挙げた。

 マルティネスの持ち味は100マイル(約160キロ)越えの速球に加え、90マイル前後と高速ながらスピン量が極端に少ないスプリッター。同日投げたドジャース・山本由伸のスプリッターのスピン量は1300rpm~1500rpmで平均的だが、マルティネスは700rpm台で、その半分。ゆえにナックルボールのように不規則な変化になる。

 大リーグ公式サイトによると、横変化は最小で2インチ(約5センチ)、最大で17インチ(約43センチ)と幅が広く、変化が一定しない分、打者にとっては打ち返すどころか、バットに当てることすら困難になる。実際、スプリッターは今季61球を投げ、ヒット0本、空振り率は52・6%である。おかげで今季のマルティネスは強い打球をほとんど許しておらず、28個の打球の平均打球速度は81・4マイル(約131キロ、MLB平均は88・5マイル=約142.4キロ)、長打になりやすい「バレル打球」は1つだけで、「バレル率」は3・6%(MLB平均は7・1%)である。

 この日のナショナルズ戦は全13球中6球がスプリッターで、最速は89・7マイル(約144.3キロ)、4球がフォーシームで最速101・7マイル(約163.6キロ)、3球がシンカーで最速101・2マイル(約162.8キロ)。打者は手も足も出なかった。マルティネスは肩の疲労による体調面の不安を抱えていて、5月初めから下旬にかけて登板していなかったが、復帰。本人は「体の調子は良い。もう肩に痛みはないし、それが一番うれしいこと。たぶん肩のトレーニングをやりすぎて、疲れていたんだろう」と話している。

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