能見篤史氏 阪神・村上の末包封じは1打席目に伏線…スライダーへの意識しっかり植え付けた

[ 2025年5月31日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神5―2広島 ( 2025年5月30日    マツダ )

<広・神>7回、末包は空振り三振に倒れる(投手・村上)(撮影・北條 貴史)
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 【能見篤史 視点】村上が4番・末包を3打数無安打に封じられたのは、1打席目が伏線となった。相性の良くない打者に対して、5球のうち3球でスライダーを選択。結果球もスライダーだったことで、2打席目以降も末包が意識している雰囲気が見て取れた。

 一転、2打席目は初球から3球連続でストレート。おそらく末包の見逃し方から、バッテリーはスライダー、変化球マークを感じ取ったのだろう。この打席は真っすぐで押して、結果球も外角低め直球で空振り三振。振り遅れのスイングで、本当にうまく投げた印象が残った。

 見逃してはならないのが、3打席とも必ず1球はインコースを突いている。打者に意識付けさせることができるし、そこに投げ切れる村上の制球力こそが今季の好調を支えていると言えるだろう。

 豊田は交流戦に向けて楽しみを感じさせた。真っすぐに振り負けない力強いスイングで、今季の4安打のうち3本がセンター方向。真っすぐを多投するパ・リーグの投手にも、しっかり対応できそうだ。 (スポニチ本紙評論家)

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