阪神3人態勢!英数学館初戦敗退も147キロ右腕に9球団集結、虎スカウト「夏も追いかける」

[ 2025年5月31日 19:16 ]

高校野球春季中国大会1回戦   英数学館5―6岡山東商 ( 2025年5月31日    倉敷市営 )

<英数学館・岡山東商>3回途中から救援した英数学館・藤本(撮影・河合 洋介)
Photo By スポニチ

 春季中国大会が31日に開幕し、初出場の英数学館(広島)は岡山東商に5―6と惜敗して初戦敗退となった。

 中国大会初勝利は逃したものの、最速147キロを誇るプロ注目右腕の藤本勇太(3年)が6回2/3で103球を投じ、被安打6、2失点と力投した。

 0―2の3回1死一、三塁から2番手として救援した。NPBスカウトのスピードガンで146キロを計測した直球や切れのあるスライダーを軸に6奪三振を数えた。しかし、同点の8回1死無走者から3者連続二塁打を許して決勝点を献上し、試合後には責任感から号泣した。

 「気持ちが先走り、制球力が乱れてしまいました。ギアの上げ方や制球力はまだまだだな…と感じました」

 中学時代は私立校から入学の勧誘が2校しかなかった無名選手で「甲子園は遠い存在だった」と振り返る。その中、英数学館の黒田元監督から「勇太と一緒に野球がしたい」と書かれた手紙を手渡されて心が動き、同校への進学を決断。そして、高校入学後に投手に転向した。

 入学直後に128キロだった自己最速は、昨秋までに142キロまで上昇。体重を4キロ増の77キロとして臨んだ今春に147キロを計測するなど成長し、今春県大会全5試合を完投勝利し、初優勝に導いた。

 一躍NPBスカウトからも注目を集める存在となり、中国大会初戦にはNPB9球団のスカウトが集結した。阪神は畑山俊二統括スカウトを含む3人態勢で視察し、山本宣史スカウトは「球が強く、腕も強く振れる。夏までに150キロ近く出せるようになれば、さらに面白い。夏まで見続けます」と評価。地元球団の広島・白武佳久統括部長は「いい投げ方をしている。フィールディングを見てもセンスを感じる。夏まで追いかけていい投手だと思います」と言及した。

 ◇藤本 勇太(ふじもと・ゆうた)2007年(平19)8月28日生まれ、広島県庄原市出身の17歳。小4から東城ファイターズで野球を始めて捕手や外野手を務める。東城中では軟式野球部に所属。英数学館では1年春から背番号6でベンチ入り。50メートル走6秒6、遠投90メートル。1メートル77、76キロ。右投げ右打ち。

続きを表示

「広島」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年5月31日のニュース