【筑後鷹】ドラフト4位の宇野真仁朗内野手 “早実魂”を胸に打撃を磨く大砲候補
Photo By スポニチ
ソフトバンクのドラフト4位、宇野真仁朗内野手(18=早実)は各年代で日本代表に選ばれるなど注目されてきた。高校通算64発の大砲候補は右肘の炎症と左手首の痛みでリハビリ組で過ごしていたが、今宮、栗原ら1軍クラスからプロの姿勢を吸収し、飛躍のヒントを得た。7日の四国・愛媛戦で3、4軍戦13打席目で初安打となる適時二塁打を放った。伝統の“早実魂”を胸に長所の打撃に磨きをかける。
待望のHランプはタオルの生産で有名な今治でともった。7日に行われた四国・愛媛との3軍戦。宇野は2―6の5回2死一塁で代打として登場。中越えに“プロ初安打”となる適時二塁打。3、4軍戦13打席目で結果を出し“プロ初打点”もマークした。
4月19日のBC茨城との3軍戦でデビューしてから、4試合12打席ヒットなしと苦しんでいた。それでも試合に出て悩めることに喜びを感じていた。「失敗すらこれまでできなかったし、感じられなかったんで。そういうのを経験できているのが一番いいです」と前向きに捉えた。
小学、中学、高校で年代別の日本代表に選出されるなど注目されてきた。早実では1年春からレギュラーをつかみ、昨夏に初めて甲子園の土を踏んだ。1回戦の鳴門渦潮戦では3安打3打点の活躍で16強入りに貢献。「野球があんなに楽しいと感じたのは小学校以来だった。不思議な空間でした」と聖地のパワーを感じ取った。
プロ入り後は我慢の日々だった。右肘の炎症や左手首を痛め春季キャンプはリハビリ組で過ごした。一方、同じ高卒ルーキーで遊撃のライバルであるドラフト5位の石見颯真がA組(1軍)の紅白戦で適時三塁打など2安打2打点とアピールした。「ほかの情報は入れないように。自分のことだけに集中して過ごしていました」。下半身の強化を中心に、今できることにフォーカスしてきた。
「ケガの功名」もあった。左ふくらはぎを痛めた今宮がリハビリ組に合流し、内野のノックを間近で見た。「あのレベルになっても、まだまだうまくなろうという姿勢と練習量が凄かった」。ゴールデングラブ賞5度の“プロフェッショナル”を学んだ。
3月には右脇腹を痛めて戦線を離脱した栗原とも同じ時間を過ごした。技術面もさることながら「自分とか若い選手に積極的に声をかけていい雰囲気をつくろうとしていた。練習から謙虚にやられていて見習わないといけない」と痛感した。1軍でレギュラーを張る選手の凄さを知ることができたのは大きな財産だ。
打球スピードは1軍レベルの平均とされる160キロを超え、小久保監督から非凡な才能を評価されている。胸に秘めているのは“早実魂”。王貞治会長をはじめ、日本ハムの清宮幸、西武の野村大らは持ち味の打力でアピールしている。「スタイルを貫いているなと思うので、自分もそうやっていきたい」。先輩たちの背中を追い、未来の大砲を目指す。 (杉浦 友樹)
◇宇野 真仁朗(うの・しんじろう)2006年(平18)7月5日生まれ、千葉県出身の18歳。早実から24年ドラフト4位でソフトバンクに入団。50メートル走6秒1。リラックス方法はサウナに入ることでファーム施設でも“整っている”。好きな歌手は元欅坂46の平手友梨奈。背番号46。1メートル77、81キロ。右投げ右打ち。
【取材後記】 現場で取材していたからこそ、宇野に聞きたいことがあった。昨夏の甲子園3回戦の早実―大社戦だ。
2試合連続完投中だったエース馬庭を擁する大社はしぶといチームカラーで「大社旋風」と呼ばれた。9回に早実は2―2と追いつかれ、甲子園は異様なムードに包まれた。なお1死二、三塁のサヨナラのピンチで左翼手を投手と三塁手の間に守らせる「内野5人シフト」の奇策に打って出て「左ゴロ併殺」に仕留めた。延長11回で敗れたが、伝統校の意地とプライドを発揮した名勝負だった。「あの雰囲気は大社高校さんがほとんどつくりあげたものですよ」と笑みを浮かべる。
あれから半年以上が過ぎた。自身は2番打者として5打数無安打に終わった。「あそこで勝ちきれなかったのはめちゃくちゃ悔いが残っています」。その思いを忘れずプロで戦ってほしい。
野球の2025年5月13日のニュース
-
リチャードの移籍1号を“呼んだ”のは甲斐だった「ずっと側で“調子乗るなよ”って…ありがたいですね」
[ 2025年5月13日 23:13 ] 野球
-
阪神 中野が価値ある4出塁 打率はリーグ3位の.318へ「打席の中で整理できている」
[ 2025年5月13日 23:11 ] 野球
-
中日がヤクルトに逆転勝ち 井上監督「ホントに全員野球ができた」 抹消の中田は「腰痛」
[ 2025年5月13日 23:09 ] 野球
-
ヤクルト・北村拓己が9回2死から今季1号ソロ 中日守護神・松山から一発「何とか前に飛ばしたい思い」
[ 2025年5月13日 23:05 ] 野球
-
阪神・藤川監督は総力戦ドローに「価値がある引き分け」高寺が起死回生の同点ソロ 救援陣も奮闘
[ 2025年5月13日 23:05 ] 野球
-
中日の守護神・松山晋也 プロ初登板から111試合目で初めて被弾「次は最高の直球で三振を」
[ 2025年5月13日 23:00 ] 野球
-
ソフトバンク・山川穂高「電話来ましたけど5秒で切りました」弟分・リチャードへ愛のエール
[ 2025年5月13日 22:58 ] 野球
-
広島 延長12回を抑えたドラ3・岡本駿がうれしいプロ初勝利 お立ち台で「勝てて本当にうれしい」と笑顔
[ 2025年5月13日 22:55 ] 野球
-
巨人・浅野翔吾 今季初めて放った“本塁打以外”の安打は二塁打 3試合連続安打&打点もサヨナラ負け
[ 2025年5月13日 22:54 ] 野球
-
巨人のリチャード初陣“一発回答”に阿部監督「いい働きしてくれたし、今後もね、楽しみに、かな」
[ 2025年5月13日 22:47 ] 野球
-
巨人・増田陸 悔しいサヨナラ負けもキラリ、プロ7年目で初の4安打 猛打賞は3年ぶり2度目
[ 2025年5月13日 22:43 ] 野球
-
松田宣浩氏が選ぶ“ホークスドリームチーム” 現役も2人選出「プロ野球で一番成長した選手」
[ 2025年5月13日 22:42 ] 野球
-
巨人・阿部監督 戸郷は「真っすぐ、フォーク、スライダーしかない…現代の野球だと厳しいのかな」
[ 2025年5月13日 22:32 ] 野球
-
DeNA延長12回ドロー 9回2死で入江が同点ソロを被弾 三浦監督「選手は最後の最後まで頑張った」
[ 2025年5月13日 22:27 ] 野球
-
巨人のリチャード「昨日と今日で結構、激動だったと思います」移籍即スタメンで1号含む4打数2安打1打点
[ 2025年5月13日 22:25 ] 野球
-
巨人3位転落 延長サヨナラ負けでマツダ4戦4敗 リチャード名刺代わり3年ぶり弾も空砲
[ 2025年5月13日 22:15 ] 野球
-
首位阪神はDeNAと執念の引き分け 零封負け寸前の9回2死無走者から追いつく
[ 2025年5月13日 22:09 ] 野球
-
【一問一答】西武・西口文也監督 7安打で1得点、連勝は「4」でストップ「チャンス…その後がね」
[ 2025年5月13日 21:40 ] 野球
-
逆転負けのヤクルト 痛すぎる2つの失策…ともに先頭打者の出塁許し失点 先発・小川は自責1も5失点
[ 2025年5月13日 21:16 ] 野球
-
巨人・キャベッジ 9戦ぶり6号2ラン!2点追う8回に「振り出しにすることができて良かったよ」延長突入
[ 2025年5月13日 21:13 ] 野球
























